ピエール・ガスリーは、ダニール・クビアトが困難な状況に置かれているのはわかっているが、「自分だけのことを考えて、来季のトロ・ロッソのシートを奪いにいく」と断言する。ダニール・クビアトは、今季4戦を終えた時点でレッドブルからトロ・ロッソへと事実上の降格となった。その後、チームメイトのカルロス・サインツが26ポイント獲得しているのに対し、ダニール・クビアトは2ポイントしか獲得できていない。
レッドブルは、カルロス・サインツをトロ・ロッソに残留させることをすでに決めているが、もうひとつのシートはダニール・クビアトとピエール・ガスリーが争っている。現在レッドブルのリザーブドライバーを務めるピエール・ガスリーは、2017年のトロ・ロッソのF1シートをダニール・クビアトから奪えるかどうかについて「僕はそれについてヘルムート(マルコ)とは話を本当にしていない。でも、トロ・ロッソのシートを手に入れるのが僕の目標であることは間違いない」とコメント。「どうなるかは見てみないとわからないけど、僕はシートを掴むために最善を尽くしていく」「もちろん、今ダニールが置かれているポジションは簡単ではないだろう。でも、この世界では自分自身のことだけを考える必要がある」「今、僕はそうしている。僕はそれを実現するために出来る限りのことをやっていく」今シーズンのGP2はの残り4ラウンドとなっている。現在、ピエール・ガスリーは、ランキングでセルゲイ・シロトキンと同ポイントの2番手につけており、5位以内が14ポイント差以内にいる接戦となっている。今年のGP2は、6人の異なるドライバーがランキングトップに立つという激しい接戦となっており、ピエール・ガズリーは、残りのラウンドで誰かが抜け出すことはないだろうと考えている。「僕たちは良い位置にいる。しかし、今シーズンを見れば、10人くらいのドライバーが非常に接近している」とピエール・ガズリーはコメント。「ストフェルのようなことにならないのは間違いないだろう。僕はそれと同じようなことをしてみたいけどね」「一貫性を持つことがとても重要になってくる。今季序盤のいくつかのレースではかなり多くのポイントを失った。僕たちはもう少し良いものを探している」「なぜ独走するリーダーが現れないのかはわからない。でも、全体を見れば、誰もが悪いレースを経験している。それがタイトル争いを非常に接戦にしている」