トロ・ロッソは、イギリスGP後に行わるインシーズンテストにレッドブルの育成ドライバーであるセルジオ・セッテ・カマラを起用することを発表した。ブラジル出身のセルジオ・セッテ・カマラ(18歳)は、昨年にF3ヨーロッパ選手権でシングルシーターデビューを果たし、同シリーズ2年目となる今年はランキング7位につけている。
7月にシルバーストンでF1マシンをドライブするチャンスを得たセルジオ・セッテ・カマラは「スクーデリア・トロ・ロッソでテストすることがとても嬉しいし、興奮している」とコメント。「素晴らしいチャンスだし、このために一生懸命取り組んできた。これを可能にしてくれたすべての人たち、特にレッドブルにお礼を言いたい。僕にとって初めての公式F1テストになり、ベストを尽くすと同時に楽しんでくるつもりだ。そうそうあることではないからね!」「シルバーストンは良く知っているし、素晴らしいコースだ。これまでに3度ドライブしたことがあるので、レイアウトを学ぶことなく、マシンや新しい情報集めに集中できる。マシンに乗ってガレージから出発するのが待ち切れない。絶対に忘れられない瞬間になるよ!」 レッドブルの姉妹チームとして、若手にチャンスを提供する役割を担っているトロ・ロッソは、これまでに何度もレッドブルの育成プログラムに所属するドライバーと仕事を共にしてきた。トロ・ロッソのチーム代表のフランツ・トストは「主にレッドブル・ジュニア・チームに所属する若手に本物のF1を体験させるのはトロ・ロッソでは馴染みのあることだ」とコメント。「個人的にそのような若者たちが、単なるパワー増加だけでなく、F1のダウンフォースやブレーキングにいかに適応していくかを見るのは魅力的だ。その一方で、F1というスポットライトの中でどうプレッシャーに応じていくかも興味深い。それを見れば、彼らが将来どう成長していくかの貴重な洞察が得ることができる。したがって、その日のためにセルジオを我々のチームに喜んで迎え入れるし、相互に実りある経験となることを願っている」 セルジオ・セッテ・カマラは、テスト2日目の7月13日(水)にステアリングを握る予定であり、初日はレギュラードライバーのカルロス・サインツが作業を担当する。
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