トロ・ロッソは、F1シンガポールGP決勝レースで、セバスチャン・ベッテルが5位、セバスチャン・ブルデーが12位だった。7番手からスタートしたセバスチャン・ベッテルは、混乱のレースの中でも堅実な走りをみせ、5位入賞。4ポイントを獲得し、ヤルノ・トゥルーリを抜きドライバーズランキングで8位に浮上した。
17番手から1ストップ戦略を選択したセバスチャン・ブルデーは、マシンバランスとタイヤの摩耗に苦しみ、12位でのフィニッシュとなった。セバスチャン・ベッテル (5位)「セイフティカー導入は助けにはならなかったが、総合的にはぼくたちにとって良いレースだったと思う。誰にとっても今回は難しいレースだったが、重要なことはぼくたちが再びポイントを獲得できたということだ。レースで一番大変だったのは、暑さとミスを犯さないように集中力を保つことだった。簡単に縁石に乗り上げてしまうコースだからね。コースから外れないようにしながらも、全力でプッシュした。今シーズン最もタフなレースのひとつに数えられると思うが、色々とあった中でも、ぼくたちに可能な最高のリザルトを達成できたと思う。ブレーキングポイントをミスしたことでティモ(グロック)にポジションを譲らなければ4位だったかも知れない。でも、5位だって満足できるポジションだ」 セバスチャン・ブルデー (12位)「厳しいレースだった。走っている時はブレーキバランスに問題はなかったが、渋滞にはまってしまうとブレーキバイアスをリア側にしてもフロントエンドが流れてしまった。このコースでのオーバーテイクが難しいのは分かっているが、他のクルマについていくのさえ難しかった。自分の限界が分からなかったんだ。距離も長く、コックピットに空気が入ってこなかったので、肉体的にも厳しいレースだった。最終スティントが長かったが、重い燃料で走っていたので最後はタイヤが厳しかった」フランツ・トスト「今回もセバスチャン・ベッテルが力強いパフォーマンスを発揮した。最初のセイフティカーまでは余裕の5位だったが、セイフティカー導入が2周早すぎた。その後も彼は素晴らしいレースを戦い、チームの素晴らしい仕事ぶりもあって2回目のピットストップでもハイドフェルドを後ろにキープすることができた。セバスチャン・ブルデーも、あのグリッドポジションから全力を尽くして戦った。次のサーキットは我々のクルマに合ったコースだと思うので、2週間後に日本でレースすることを本当に楽しみにしている」
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