スーパーアグリの元ドライバーであるフランク・モンタニーが、今月末にアンドレッティ・グリーン・レーシングからインディカーに参戦することが明らかになった。フランク・モンタニーは、昨年アンドレッティ・グリーン・レーシングからアメリカン・ル・マン・シリーズ(AKMS)に参戦しており、冬にはインディカーのテストを行っていた。「昨年チームのインディカーをテストしていた。チャンスが得られてとても嬉しかったよ」とモンタニーは語る。
「今週サーキットでテストを実施するので、トラックを学んでレースの準備をするためにとても役立つだろう。準備が整うまでやることはたくさんあるけど、このチャレンジに受けて立つことができると思っている」インディカーでは初レースとなるフランク・モンタニーだが、プジョーでのへの参戦を続ける。モンタニーは、908 HDi FAPでプチ・ル・マンに参戦する予定である。アンドレッティ・グリーン・レーシングには、日本人ドライバーの武藤英紀や、女性ドライバーであるダニカ・パトリックが所属しており、フランク・モンタニーはチームの5台目のクルマをドライブすることになる。フランク・モンタニーは、2006年にスーパーアグリのサードドライバーを務め、井出有治の後任としてフランスGPまでレースドライバーを勤めた。2007年にトヨタF1チームのテストドライバーを務めたあと、2008年はチャンプカーに参戦し、2位表彰台を獲得。今年6月にはプジョーからル・マン24時間に参戦し、2位表彰台を獲得していた。スーパーアグリでのチームメイトである佐藤琢磨もインディカー参戦が有力視されている。