マクラーレンのマシンが、ミハエル・シューマッハの象徴的なF1カラーリングをまとって再びサーキットに登場することが決まった。来月開催されるニュルブルクリンク24時間レースで、特別仕様のリバリーが披露される。今回の取り組みは、1995年にシューマッハがベネトンでタイトルを獲得した際のカラーリングを再現したもの。F1での歴史的成功を背景に、モータースポーツファンにとって強い記憶を呼び起こす企画となっている。
1995年ベネトンの象徴的デザインを再現多くのファンにとってシューマッハといえばフェラーリ時代の赤いマシンが印象的だが、初タイトルはエンストン拠点のベネトン時代に獲得したものだった。1994年にデイモン・ヒルをわずか1ポイント差で破り、初のドライバーズタイトルを手にした。翌1995年にはビットブルガーのスポンサーを受けたベネトンB195で9勝を挙げ、再びタイトルを獲得。この年のカラーリングは、シューマッハのキャリアを象徴するデザインのひとつとして広く知られている。ニュルブルクリンクでの“再現”が実現今回、この象徴的なデザインがニュルブルクリンクで復活する。ドーア・モータースポーツは、自チームのマクラーレン720S GT3 Evoに1995年ベネトンのカラーリングを施し、ニュルブルクリンク24時間レースに参戦することを発表した。ドライバーラインアップにはベン・ドーア、ティモ・シャイダー、そして元F1ドライバーのティモ・グロックが名を連ねる。さらに、マクラーレンのファクトリードライバーであるマーヴィン・キルヒホーファーも加わり、強力な布陣で耐久レースに挑む。グロック「鳥肌が立つデザイン」このリバリーの発案について、ティモ・グロックはスカイスポーツの取材に対して次のように語った。「ビットブルガーと一緒に本当に素晴らしいアイデアが生まれた。1995年に彼らはミハエル・シューマッハのベネトンをスポンサーしていた。その長年のパートナーシップと、ベンベル・ウィズ・ケアとの関係が、このデザインを復活させるきっかけになった」「このクルマを見るたびに、そしてこの話をするたびに鳥肌が立つ。ニュルブルクリンクで実際にこのクルマを見れば、多くのモータースポーツファンも同じように感じるはずだ」「結局のところ、我々がサーキットにいる理由そのものだからだ」さらにグロックは、シューマッハの影響力についてもこう続けた。「ミハエル・シューマッハは当時、モータースポーツブームを引き起こした存在だった。子どもの頃、テレビの前で彼のレースを見ていた。そして今、そのようなクルマで24時間レースに出場できるのは名誉なことだ」伝説の実車も展示予定なお、レースウィーク中にはシューマッハが実際にドライブしたベネトンのマシンも展示される予定だ。パドック内の観覧車周辺に設けられるファンエリアで公開され、来場者は伝説的マシンを間近で見ることができる。ニュルブルクリンク24時間レースは5月14日から17日にかけて開催される予定で、今回の特別リバリーは週末の大きな注目ポイントのひとつとなりそうだ。
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