1992年にミハエル・シューマッハが初のF1勝利を挙げたベネトンB192がオークションに出品され、数百万ユーロで落札された。ただし、落札価格は事前の予想を下回る結果となった。ミハエル・シューマッハのベネトンB192は、ブロード・アロー・オークションズが主催したオンラインオークション「グローバル・アイコンズ」の出品車両だった。このオンライン形式のオークションシリーズは先週終了し、全3部構成で合計1800万ユーロ超(約33億3000万円)の売り上げを記録した。
その中でも大きな割合を占めたのが、シャシーナンバー05のベネトンB192だった。1992年のベルギーGPでミハエル・シューマッハがF1初勝利を挙げたこのマシンは、508万2000ユーロ(約9億4000万円)で落札された。事前に見込まれていた約850万ユーロ(約15億7000万円)という予想額には、大きく届かなかった。シャシーナンバー05は、製造されたベネトンB192の中でも最も特別な個体のひとつとされている。シューマッハはこのシャシーを5戦で使用し、その中でスパ・フランコルシャンにおいて自身初となるF1勝利を手にした。これは結果的に、F1におけるマニュアル・トランスミッション車による最後の優勝でもあった。また、このシャシーでシューマッハはカナダGP2位も記録している。近年、シューマッハがドライブしたF1マシンは数多くオークションに出品されてきた。過去2年間だけでも、F1デビュー戦で使用したジョーダン191、2006年に最後のF1勝利を挙げたフェラーリ248 F1、そして1997年型フェラーリF310Bなどが落札されている。その中で最も高額だったのはフェラーリF2001で、2025年5月に1500万ユーロ超(約27億8000万円)という価格で落札された。ベネトンB192は、2026年1月にブロード・アローが競売にかけた唯一のF1関連アイテムではなかった。メモラビリア部門では、1994年F1シーズンで使用された実使用のサイン入りベル製ヘルメットが4万4000ユーロ超(約814万円)で落札されたほか、1995年に2度目のワールドチャンピオンを獲得した際に着用されたレーシングスーツも約2万4000ユーロ(約444万円)で落札されている。一方で、オークションハウスが最大の成果を挙げたのは、1988年仕様のアイルトン・セナのヘルメットのレプリカだった。実使用品ではなかったにもかかわらず、このレプリカは5万5625ユーロ(約1029万円)という高値で落札された。また、1990年サンマリノGPでセナが使用した破損したホイールリムも、約3万4000ユーロ(約629万円)で売却されている。
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