F1復帰戦を終えたミハエル・シューマッハのパフォーマンスに対してイタリアとドイツのメディアが空中戦を繰り広げた。ミハエル・シューマッハは、バーレーンGPの週末を通してチームメイトのニコ・ロズベルグのペースを上回ることができず、レースでもロズベルグの後ろの6位でフィニッシュした。ドイツにシューマッハを奪われたカタチとなったフェラーリの地元イタリアのメディアは、反シューマッハ論を展開。
Corriere della Seraは「生きる伝説であるシューマッハのことは尊敬しているが、フェラーリはアロンソという正しい選択をした」と掲載。La Gazzetta dello Sportも「シューマッハ時代との繋がりを断ち切った」とアロンソを称賛。Il Secolo XIXは、シューマッハを『傲慢な帝王』と称した。このようなイタリアの報道を受け、ドイツのメディアも反論。Bild-Zeitungは「悪い敗者がいるように、悪い勝者もいるものだ」と表現し、イタリアのメディアはフェラーリがベッテルのトラブルによって1-2フィニッシュを達成したことに触れていないと指摘。Sport Bildは「シューマッハはこのような(批判)を受けるに値するだろうか?」と報道している。しかし、Corriere dello Sportは「不名誉になるような点はないが、称賛にも値しない」と中立的な報道を行った。
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