2025年F1 サウジアラビアGPの予選でトップ10入りしたドライバーのコメント。4月19日(土)にジェッダ・コーニッシュ・サーキットで2025年のF1世界選手権 第5戦 サウジアラビアグランプリの公式予選が行われた。トラックレコードの更新合戦の末、マックス・フェルスタッペンがオスカー・ピアストリを0.01秒差で上回り、今季2度目のポールポジションを獲得。角田裕毅は2戦連続でQ3進出を果たして8番手となった。
1番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)「今日はポールポジションを獲得できて、本当にうれしいけど、まったく予想外だった。チームは予選に向けて最後の調整をしてくれて、マシンがちょっと乗りやすくなって、コーナーを攻めることができた。予選はすごくいい流れだった。1回ごとに改善を試みて、マシンのフィーリングも良くなって、すごく快適になった。タイヤのオーバーヒートも少なく、ポジティブな展開だった。適切なバランスを見つけ、すべてが少し冷えたところで、マシンは夜になって生き生きと動き出した。赤旗の後も、チームは冷静さを保ち、正しい戦略を選択した。自分としては、それが正しい判断だったかどうかは完全には確信が持てなかったが、GPが無線で連絡してきたとき、チームの判断が間違いなかったことがわかった。これは常にチーム全体の努力の成果であり、すべてのエンジニアが協力し、特定のコーナーの改善に貢献した。ラップレコードを破るために何をすべきかは分かっていたけど、ここで良いラップを走れることは、いつも非常にやりがいがある。明日は、ペースが速ければ追い抜けるため、もう少しトリッキーなレースになるだろう。DRS ゾーンもいくつかあるため、全員を後ろに留めておくことは難しいだろうけど、全力を尽くすつもりだ」2番手:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)「まず、ランドが無事だったことを嬉しく思う。全体的には、今日の仕事には満足してる。ポールポジションにとても近づいたのに、悔しいけど、それ以上のパフォーマンスは出せなかったし、マックスは素晴らしい仕事をした。ペースは良いから、今の位置から戦えると思うし、優勝を争うには良いポジションにいると思う。厳しいレースになると思うけど、楽しいレースになるだろうね」3番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)「今晩のP3は、僕たちにとって素晴らしい結果だ。セッション前に3位を提示されたら、きっとそれを受け入れたと思う。でも、Q3の終わりにフィールドがすごく接戦だったことを考えると、ポールポジションを獲得するために、あと0.1秒をどこで稼げばよかったか考えちゃうね。それでも、満足すべき結果だ。最初のラップが赤旗で中断されて、厳しいセッションだった。その時点で大事だったのは最後の計測タイムだけだったし、明日のスタートポジションを確保できたのは良い仕事だったと思う。レースは長いので、レースペースを生かすことができるはずだ。金曜日は、マクラーレンのピアストリが他のドライバーよりも優位に立っていて、厳しいレースになるだろうけど、チームは競争力があると感じた。3番手スタートから、再び表彰台を目指して戦うチャンスがある。2025年の最初の5戦目で4度目のトップ3フィニッシュを達成できることを願っている」4番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)「4位には満足できない。自分のドライビングには満足してるし、マシンのポテンシャルを最大限に引き出す方法も理解できたけど、残念ながら、現時点ではこれが限界だ。ライバルたちが特定のコーナーで出してるスピードを、僕たちはグリップ不足で追いつけない。その原因を分析しなければならない。明日は奇跡は起こらないと思うけど、スタートがうまくいけば、表彰台も夢じゃない。それを実現するために全力を尽くす」5番手:アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)「とても激しい予選だったね!セッション全体は順調で、スピードをどんどん上げていった。Q1の1周目で大きなスピンをして、Q2に進むために2セット目の新しいタイヤを消費しなきゃならなかった。理想的な状況ではなかったけど、Q3に進出でき、赤旗が出たことで、結局、最後の計測タイムが勝負になった。何が起こったのか、自分のラップをもう一度見直さなければならないけど、第1セクターで一瞬のミスがあり、そのせいでコンマ数秒の遅れが出てしまった。それ以外は好調だったので、4位を獲得できたかもしれない。毎週末、自信がどんどん高まっている。このトラックは、自信が必要で、高速コーナーで壁にかなり接近しなければならない、とても難しいテストだ。一歩ずつ、経験を積むにつれて、より安定感を持って走れるようになってきていると感じてる。でも、先走らず、明日できることをやっていこう。長いレースになるけど、チームのためにしっかりポイントを獲得したい」6番手:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)今日は、特に自信が大きな違いを生むこの厳しいトラックで、マシンの限界に挑戦することができて楽しかったよ。僕たちの進歩を誇りに思うし、FP1のスタートから、マシンにフィット感がより高まったと感じた。明日の目標は、できるだけ多くのポイントを獲得すること。そのためには、忍耐と規律が必要だし、レース結果を最大限に引き出すために、戦い方をよく考えなければならない。頑張ろう!」7番手:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)「プラクティスがすごく大変だったことを考えると、予選はまずまずの挽回だったと思う。もちろん、望んだ結果ではないけど、マシンのフィーリングは良くなってきてるから、正しい方向に向かってると思う。Q3のラップは良くなかったけど、このコースはオーバーテイクできるから、明日は順位を上げていくことが目標だ」8番手:角田裕毅(レッドブル)「土曜日を8位で終えることができたのは良かったと思います。ポールポジションを獲得したマックスにおめでとうと言いたいです。素晴らしいラップでした。Q3の最後のプッシュラップはかなり乱れてしまいましたし、今日はもう少し良い結果を期待していました。僕たちはまだ学習段階ですが、プッシュすると常に何かが起こり、予測不可能なことが発生し、クリーンなラップを走るのは非常に難しいと感じています。重要なQ3で全てをまとめきることができないのは非常に悔しいですが、少なくとも今週末は再びQ3に進出できたことはポジティブな結果だと思います。困難の一部は経験によるものですが、チームでのレースは3回目であり、マシンに対する自信は徐々に高まっています。引き続きプッ...