ザウバーのチーム代表フレデリック・バスールは、2018年にHaloの導入やグリッドガールの廃止があるからといってF1が根底から覆るわけではないと主張する。2018年からF1マシンはコックピット保護デバイス『Halo』が導入されるが、その見た目には批判の声が多い。また先週には“グリッドガール”の廃止を発表し、スポーツ界全体に議論を巻き起こした。
それらのネガティブなニュースにより、2018年のF1世界選手権は最も醜いシーズンになるとの見方もある。しかし、フレデリック・バスールは「2つはまったく異なるものだ」と Blick にコメント。「グリッドガールはグリッドキッズに置き換えられるし、私はそれを気に入っている。Haloは安全に関するものであり、重大な事故が起きた場合、我々はそれに非常に感謝することになるだろう」リバティメディアはF1のDNAを破壊していると思うかと質問されたフレデリック・バスールは「今のところコース上では何も変わっていない。マーケティング面だけだ」とコメント。「新しいスタート時間でさえ、F1を根底から覆すものではない」プレシーズンテスト開始まで3週間を切り、ザウバーのヒンウィルのファクトリーでは2018年F1マシン『C37』を仕上げるために残業して作業を進めているとフレデリック・バスールは述べた。「我々は速くなるだろう。しかし、2017年の我々ははるかに遅れていた。ミッドフィールドで戦いたいと思っているが、これは長期的なプロジェクトであることを忘れてはならない」2018年からザウバーはアルファロメオをタイトルスポンサーに迎える。そのおかげでザウバーの420名の従業員に新たに50名のスタッフが加わったとフレデリック・バスールは語る。「彼らは我々と同じ心境であり、ブランドとしてザウバーを維持したいと考えている。ザウバーがこのような良いチャンスを得たのはBMW時代以降初めてのことかもしれない」
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