ザウバーは、F1ヨーロッパGPの決勝レースで、セルジオ・ペレスが11位、小林可夢偉は16位だった。小林可夢偉 (16位)「非常にタフなレースでした。レースを通じて苦戦して、戦うパフォーマンスがまったくなかった。タイヤをマネージメントするのも難しかったです。できるかぎりタイヤを労ろうとしましたが、かなり早く摩耗してしまった。それに自分がプッシュしたいタイミングでも、トラフィックにひっかかってしまった。とにかく僕らにやるべきことがあるのは間違いないです」
セルジオ・ペレス (11位)「序盤はハードタイヤで非常に難しかったけど、ソフトラタイヤでもグリップが足りなかったし、レース後半はブルーフラッグによって多くのタイムを失った。復帰には簡単なグランプリではなかったけど、再びレースができたことを嬉しく思っている。全力を尽くしたけど、これが今日の最大限だったと思う。でも、今後どのように改善できるか分析していくつもりだし、シルバーストンではもっとやれると確信している」ジェームス・キー:テクニカルディレクター「今年初めてトップ10圏外でレースを終えることになり残念だ。厳しいグリッドポジションからなんとか結果をだすために、2台ともギャンブルな戦略をとった。セルジオは1ストップという、ここではいつもタフな戦略だったがいい仕事をしてくれた。11位でフィニッシュし、ポイントを獲得した前のクルマからもそれほど遠くはなかったが、ブルーフラッグでかなりのラップタイムを失っていた。とくにそれが最後の一連のピットストップの前にあり、最後にポジションを上げることができなかったが、両方のタイヤで何とか踏ん張ってくれた。可夢偉はソフトタイヤでスタートして、真ん中のスティントでミディアムタイヤを履き、その後新品のソフトタイヤを履くという2ストップ戦略を獲ったが、それはうまくいかなかった。ミディアムタイヤが遅すぎたが、最後にソフトタイヤで長く走ることも望んでいなかった。後から考えると3ストップ戦略の方が良かったかもしれないが、ここではやはりオーバーテイクは難しいし、それに今回のようなスタートポジションからポイントを獲得するのはいつも難しいものだ。次は過去3戦とはまったく異なるサーキットのシルバーストンだが、しっかりと挽回したい」関連:F1ヨーロッパGP:優勝はセバスチャン・ベッテル、小林可夢偉16位
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