佐藤琢磨は、インディカー第9戦トロントの決勝レースを20位で終えた。19番グリッドからスタートした佐藤琢磨(KV Racing Technology-Lotus)は、レース序盤の7周目にターンでダニカ・パトリック(Andretti Autosport)と接触。フロントウィング、フロントセクションの左側、そしてリアサスペンションにダメージを負った。
ピットでの修復を終えた佐藤琢磨は、6周遅れでレースに復帰。その後もコーションフラッグが何度も提示され、多くのマシーンがリタイアしていったことから、チームはレースを続行するとともに、今後の市街地コースやロードコースでのイベントに備え、このレースをタイアや燃料のストラテジーについて検討する機会として利用することを決めた。佐藤琢磨 (20位)「ターン3のアクシデントは、相手がアウト側に動くという読みもあってのものでした。コースがとてもバンピーでリスタートではタイヤも温まりきっていない状態なので、本当にバトルは難しいものとなっていました。昨年のトロントが序盤でのリタイアでしたし、2種類のタイヤのパフォーマンスを確認するためにも、マシンを修理してレースに復帰しました。決勝用に向けてのマシンセッティングは、朝のファイナルプラクティスからさらに変更をしていきましたが、まだ本当にいいという状態にはなっていませんでした。次のエドモントンは、バンピーなコースといってもトロントとはキャラクターの異なるものなので、今回よりもよい戦いをすることができると思います」
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