佐藤琢磨が、インディ500への意気込みを語った。インディ500は約1カ月に及ぶイベント。すでに今週からプラクティスが始まっており、決勝レースは5月25日(土)に開催される。インディ500への意気込みは?インディ500は本当に小さいときからずっとテレビを通じて知ってたんですけど、やっぱり生の迫力というか、初めてレースを観たときは物凄い震えが止まらないぐらい興奮したレースでした。
実際にその翌年ですね。自分が実際にこうレースに出始めて、その本当にスケールの大きなというか、それには本当にいつも度肝を抜かされます。特に3回目の挑戦になる12年のレースは思いで深いものがありまして、昨年はコンペティティブに走ることはできなかったんですけど、今年はそのリベンジと言うか、同じようなレースをしたいなという風に考えています。今年の目標は?昨年はクルマとしては結構いいところまで行けたと思うんですけど、物凄い集団というか団子状態のレースでなかなか順位を上げることができなかったので、今年はその経験を持っていきますから、トップグループに食らいついて、そこから抜け出るくらいのクルマにしたいなと思います。それからホンダのツインターボになったエンジンが今回僕が初めてオーバルで走るので、それも非常に楽しみにしている要素です。昨年と同じく2台体制なんですけど、今年はチームメイトのマーティンがですね、このインディ500の前哨戦になるインディ・グランプリコースから2台体制で、非常にチームとしての2台をどういうふうに使っていくかっていう意味でも非常に良いプラクティスになったので、500は最高の体制で走れると思います。インディ500はプラクティスが1週間にも及ぶが、どのようにマシンを仕上げていくのか?僕も初めて挑戦するときはこんなにプラクティスはいらないんじゃないかなってくらい長いと最初走る前は思ったんですけど、走り始めると本当にたくさんのことをやってかなきゃいけないことがわかりました。毎日朝9時から昼休みを挟んで5時まで時間があるんですけど、もちろん、ずっと走り続けるわけではないんですけど、走ってはデータを見て、本当に細かい調整を繰り返して、風向きが変わったり、気温が変わったり、そのなかで本当に多くのことをデータとして残してかなきゃならないんですね。で、先程も話しましたけど、1台よりは2台、2台よりは3台、やっぱり数が多いほうがたくさんのデータが採れるのでA.J.フォイトレーシングも昔からここは2台で走らせてます。で、1週間という非常に長いプラクティス時間ではあるんですけども、実際にやってみると本当に足りないぐらいの時間なので、そこを有意義に使って、きっちりと2台揃って全体のレベルを上げていきたいなと思います。