佐藤琢磨は、18日(木)にトロ・ロッソのテストに参加。午前中は快調に走行を重ねた琢磨だが、残念ながら午後からサーキットには雨。午後はわずか1周の走行に留まり、49周を走行した琢磨は午前中に記録した全体の6番手となる1分19秒574というタイムでテストを終えた。スーパーアグリのF1撤退から4カ月。佐藤琢磨がF1のトラックに帰ってきた。トロ・ロッソのレーシングスーツを着用した佐藤琢磨は、イタリアGPの優勝マシンであるトロ・ロッソSTR3でサーキットに飛び出した。ヘルメットのバイザーには、慣れ親しんだ「HONDA」ではなく、...
午前中は、マシンの感触を確かめながらのセットアップ作業と空力テストを完了させた佐藤琢磨。48周を走行し、1分19秒574というタイムを記録。トラックは昨日よりグリップが増し、昨日セバスチャン・ブエミが記録した1分20秒209をコンマ6秒近く更新し、チームに琢磨のF1での経験を証明してみせた。しかし、ランチタイムにサーキットには雨が降り出す。コース路面は再舗装されており、雨の中で使われるのは今回が初めてだったために、とても滑りやすかった。トロ・ロッソはそもそもウェット・コンディションで評価するものがなかったのと、クルマに慣れていないドライバーで冒すことはできず、午後の走行をストップすることを決定した。佐藤琢磨「午前中のセッション開始直後は空力データを収集していた。その後、セッションの終わりまでタイム計測走行を行ったので、クルマの感触を実際に確かめることができた。楽しく走ることができたよ」「残念ながら午後は雨が降り始めたので走行をストップした。午後は本格的に走る予定だったので楽しみにしていたが、本当に残念だった。天気のコンディションが悪くて最後まで走ることはできなかったが、STR3を運転するのは本当に楽しかった。今回の素晴らしい機会を与えてくれたレッドブルとチームに心からありがとうと言いたい」佐藤琢磨 トロ・ロッソ テスト走行画像(2008年9月18日)