F1ロシアGPの主催者は、今年のグランプリでグリッドガールを起用できるようF1オーナーのリバティメディアと交渉したことを明かした。今年、F1は露出度の高い衣装を着た女性は“現代の社会規範にそぐわない”として、何十年にもわたって伝統的にF1グリッドに華を添えてきた“グリッドガール”を廃止すること決定した。
しかし、いくつかのグランプリでは女性がグリッドで同じような役割を務めており、ロシアGPもそのひとつだった。F1ロシアGPのオーガナイザーを務めるセルゲイ・ヴォロビョフは「リバティメディアの決定は多くの人々にとって奇妙で衝撃的なものだったと思う」と Sport-Express にコメント。「自動車産業は長きにわたって関係してきたし、今でも美しい女性と結びついている。我々はすぐにリバティメディアと話し合った。まず、安全的な立場から、我々はスターティンググリッドに子供がいるのは危険だと考えている。2つ目にロシアの女性は美しく、我々は彼女たちがロシアGPにいることを望んでいる」「我々は他のオーガナイザーからの支援を受け、リバティメディアの役員がソチにやってきて交渉が開始された。数回のミーティングを経て、我々は合意に達した」「最終的に、グリッドの女性たちは、伝統に従っていることを示すために過去と同じ衣装を着用した。女性たちは放送で非常に目立っていたし、我々とF1のリーダーシップの両方が、女性と子供たちの両方が正しい組み合わせだったと非常に満足している」セルゲイ・ヴォロビョフは、2019年にリバティメディアがグリッドガールの禁止に関してのスタンスを変えてくれることを期待していると述べた。「1月に全レースのプロモーターとの総会が開催される。そこで2019年のグリッドガールの立ち位置に対するリバティメディアのアプローチにについての最新情報を聞けることを期待している」「もし、そのような変化が起これば、それはロシアのレースに対する立場が主因となるだろう」