ヤマハ発動機は、バレンティーノ・ロッシとの間で契約更新に関して合意したことを発表。2015年から2年間、ヤマハのファクトリーチーム、モビスター・ヤマハ・MotoGPから継続参戦することが決まった。最高峰クラスで2連覇を達成した後、ヤマハに移籍した2004年から2010年まで7年間で4度のタイトル獲得に成功したバレンティーノ・ロッシは、2011年にドゥカディに移籍。2013年に2年契約でヤマハに復帰し、2年目の今年は、シーズン8戦目を終えて、5度の表彰台を獲得、ランク2位につけている。
「ヤマハと一緒にMotoGPクラスに参戦するため、新たに契約を結び、そのことを発表できることがとても嬉しい。この発表を大変誇りに思う。僕のキャリアでほぼ一緒に歩んで来た日本と欧州のスタッフたちと一緒に働くことが楽しく充実しているから、僕にとって今回の契約は非常に重要で、僕の目標にしていた」とバレンティーノ・ロッシはコメント。「長年愛して来た僕のM1で走り続けることは幸せ。今年、そして来年からも愛するM1で走り続ける。みんなに心から感謝を伝えたい。上位進出に向けて全力を尽くし続けて、グッドなレースをしよう」ヤマハ・モーターレーシング・マネージングダイレクターのリン・ジャービスは「バレンティーノと2015年と2016年の契約を更新することが決まり、大変嬉しく思います。2013年のヤマハ復帰以来、彼と共に仕事をしてきた全ての関係者にとっては、大変良い経験になりました。ホームから離れた困難な2年間の後、彼は昨年我々、そして愛するM1のもとに戻って来ました。世界中のレースファンは、彼の戦闘的なパフォーマンスを再発見し、レースを楽しんでいる彼の姿を目の当たりにして、大変喜んでいます」とコメント。「バレンティーノにとって、『エンターテイメント』は、リザルトを獲得するために極めて重要な要因です。事実、2004年に初めてヤマハに移籍した当時、移籍を決断する最も重要な動機の1つは、レースを楽しめる環境作りでした。彼は心から楽しんでいることは、MotoGP™のイベントで彼に会った誰もが、またはテレビでレースを観戦した誰もが実感し、ランク2位に進出する今年の素晴らしい成績に反映されています。」「我々はこれからの2年半を一緒に楽しみ、バレンティーノがキャリアの末まで、その後もヤマハに残ることを期待します」と2016年末以降も継続起用する意向を語った。