バレンティーノ・ロッシは、MotoGPキャリアが終了した後、フェラーリとのWEC参戦に想いを馳せた。2021年のMotoGPシーズンは、バレンティーノ・ロッシにとって22回目のシーズンとなる。今年、ヤマハのワークスチームからサテライトチームのヤマハSRTに移籍した7回のMotoGPチャンピオンは来るべきシーズンに焦点を合わせているが、フェラーリとの将来はまだカードに残っているようだ。
最近、フェラーリは2023年にハイパーカークラスでWECに参戦することを発表。バレンティーノ・ロッシは過去にフェラーリF1チームでミハエル・シューマッハのF1マシンをテストしている。実際、当時のフェラーリ会長だったルカ・ディ・モンテゼーモロは、テストの数年後にロッシにザウバーのF1シートをオファーしたことを明らかにしている。バレンティーノ・ロッシはそのオファーを受けなかったが、四輪のキャリアを完全に諦めたわけではない。2023年にル・マンに参加するというフェラーリの発表にロッシは注目している。イタリア人は、MotoGPでのキャリアをやめると言ったときに、すでに新たな目標を念頭に置いている。42歳のバレンティーノ・ロッシは「ル・マン24時間レースでフェラーリをドライブできるのは僕にとって夢だ」とバレンティーノ・ロッシは Corriere dello Sport に語った。「でも、まずは自分のレベルがどれだけ高いかを確認する必要がある。僕は持久マシンで速いのけど、十分に速いかどうかはわからない。したがって、そのようなマシンで試してみるのは素晴らしいことだろうね」「でも、今のところ、僕の焦点はまだMotoGPにある。自分の年齢にもかかわらず、僕はまだ勝つことができると思っている。グランプリに勝ちたいと思っている。そして、可能であれば、タイトルを争いたい。でも、主な目標は表彰台に上がり、レースに勝つことだ」