ニコ・ロズベルグが、F1合同テストが開催されているスペイン・バルセロナのカタロニア・サーキットを訪れ、自身の後任であるバルテリ・ボッタスの走りを見守った。昨年、長年のライバルであるルイス・ハミルトンとの対決を制して悲願のF1ワールドチャンピオンを獲得したニコ・ロズベルグは、その5日後にF1引退を発表して世界中を驚かせた。
ニコ・ロズベルグは、F1バルセロナテスト3日目が行われているパドックを訪れ、新世代のメルセデスのF1マシン『W08』の走りを間近で観察した。「現時点でかなり盛り上がっているし、本当に刺激的だね」とニコ・ロズベルグはコメント。「ここにいて、それを直接見ることができて本当に嬉しいよ。クルマは本当にモンスターだ。絶対にこうあるべきだし、正しい方向に進んだと思う」「ドライバーもそれに相応しいものになってくだろうね・・・彼らはグラディエイターだ。クルマは彼らの体力の限界まで奪いそうだ。フィジカル的にくたくたになってレース優勝を失うドライバーさえ出てくるかもしれない。スポーツはそういった方向性になるべきだ。全てがいい感じだね」新世代のF1マシンを見て、F1引退を後悔しているかと質問されたニコ・ロズベルグは「いいや、そんなことないよ」とコメント。「自分の決断にはとても満足しているし、将来を楽しみにしているんだ。現時点でアイデアはない。まだ多くの刺激的なチャンスを探しているところだ。今を楽しんでいるよ。時間をかけて新しい方向を見つけていくつもりだ」