F1オーストリアGPのレーススチュワードは、最終ラップで事故を引き起こした原因はニコ・ロズベルグにあると判断したが、ロズベルグはルイス・ハミルトンとの接触について自分は悪くないと主張している。 レース後、ニコ・ロズベルグには10秒のタイム加算ペナルティが与えられ、さらに2点のペナルティポイントがスーパーライセンスが加算された。
スチュワードは、ニコ・ロズベルグがターン2の外側にいたルイス・ハミルトンに“レースをする余地”を与えなかったと結論づけている。10秒が加算されてもニコ・ロズベルグの4位という順位は変わらないが、裁定を知って落胆したとロズベルグは語る。「僕は不運だったし、クルマにひどいダメージを負った。3つポジションを落とし、勝利も失ってしまった」とニコ・ロズベルグはコメント。「酷い終わり方だ。その上ペナルティまで科せられた。10秒でリザルトは変わらないけど、僕が悪いと判断されてしまった。嫌になるね。判断は尊重する。でも、僕の見方は違う」「あのように僕たちが絡んでしまうことは毎回チームにとって最悪の出来事だ。今日はそれほどたくさんのポイントを落としてはいないけど、チームには良くない。厳しいね」ニコ・ロズベルグは、2コーナーでルイス・ハミルトンをオーバーランさせようとしたことは否定しないが、十分なスペースを与えなかったとの見方に異論を唱えた。「僕はインサイドにいたし、守る権利がある。理想のラインを取る必要はない」とニコ・ロズベルグはコメント。「アウトサイドにいたルイスをそこに留めておきかった。もちろんスペースはいつも与えている。それは明らかだし、最初からそのつもりだった」 「きとんとスペースがあったのは事実だ。オンボードにも他のカメラにも写っている。もちろん、衝突した後ではそうは見えないかもしれないけどね」「僕は少し浮き上がった感じでグリップを失っていた。それで余計にコース外の方に動いてしまった。その後のスペースは少なく見えるだろうけど、それは接触の後だし、無関係だ」「これだけは強調しておきたい。接触する前はスペースは空いていた」関連:【動画】 メルセデス、最終ラップで同士討ち / F1オーストリアGP
全文を読む