2023年のレース・オブチャンピオンズ(ROC)の国別対抗戦ネイションズカップが1月28日(土)にスウェーデンのピテ・ハブスバッドで開催され、ペター・ソルベルグと息子のオリバー・ソルベルグが組んだチーム・ノルウェーが昨年に続いて勝利を収めた。北極圏からわずか100kmの場所にある氷雪専用サーキットで、ソルベルグ親子は、チーム・フランス、チーム・スウェーデンを倒して決勝に進み、ティエリー・ヌービルとフェリペ・ドラゴビッチのチーム・オールスターズを破って2連覇を達成した。
セバスチャン・ベッテルとミック・シューマッハのチーム・ドイツは、ジェイミー・チャドウィックとデビッド・クルサードのチームGB、そして、eROCチームのシムレーサーを抑え、準決勝に進出。しかし、チーム・オールスターズとのヒートでのベッテルの不正スタートにより、チーム・ドイツの挑戦は終わりを迎えた。その日の早い段階で、バルテリ・ボッタスと2度のF1ワールドチャンピオンであるミカ・ハッキネンを擁したチーム・フィンランドの印象的なF1ラインナップは、eROC のシムレーサーにに屈服する結果となった。決勝では、チーム・オールスターズのティエリー・ヌービルがキュプラでペター・ソルベルグを下してを先勝したが、オリバー・ソルベルグが第2ヒートでフェリペ・ドラゴビッチをきっちり破ってお返しをした。薄い氷の上での運転に慣れていないアストンマーティンF1のリザーブ ドライバーであるフェリペ・ドルゴビッチは、予想通り第 3 ヒートでペター・ソルベルグに敗れ、オリバー・ソルベルグはティエリー・ヌービルの挑戦を退けてチーム・ノルウェーの勝利を確固たるものにした。個人戦となるレース・オブ・チャンピオンズは、1月29日(日)に行われる。


全文を読む