ダニエル・リカルドは、F1マイアミGPでグリッド後方からのスタートで15位にとどまったRBチームが「現実を突きつけられた 」と評した。RBは週末を通してペースがあり、それはスプリントでのリカルドが素晴らしいパフォーマンスに裏付けられたものだった。金曜日にマイアミ・インターナショナル・オートドローム・サーキットで行われたスプリント予選で4番手タイムを記録したリカルドは、土曜日の朝に見事に4位フィニッシュを果たした。
しかし、本予選でタイヤのウォームアップに苦戦してQ1敗退を喫したリカルドは、中国GPで科された3グリッド降格ペナルティが適用されて最後尾グリッドとなった。「レースに臨むときはいつも希望に満ちていて、楽観的でワクワクしている。でも、トラフィックに巻き込まれると、同じようにはいかないという現実に直面する」とリカルドは決勝後に語った。「土曜日はペースを生かし、クリアなトラックでダウンフォースとグリップを生かすことができたけど、今日はそのゆうなバトルで汚れた空気の中で僕たちは苦戦した」「僕らがレースをしたマシンの多くはダウンフォースが低かったと思うし、攻撃と防御は単純に簡単ではなかった」「予選の話に戻るけど、それはとても重要だ。昨日、タイヤのグリップに腹を立てていたのは明らかだし、もちろん今でもそう感じているけど、同時に『ああ、こことあそこはもう少しうまくやれたはずだ』と自分自身を見つめ直すことも常にしている。だからそういうセッションの責任はまだ自分にある」「自分たちが速いことは分かっているけど、最後尾からスタートしてフィールドを駆け抜けるほど速くはない」「僕たちはまったくそうではないので、予選をもっといいものにしないとね」ダニエル・リカルドの気持ちを裏付けたのが、角田裕毅の決勝でのパフォーマンスだった。角田裕毅は予選中に問題なくタイヤにスイッチを入れることができ、Q3進出を果たして、日曜日のレースでは10位グリッドに並んだ。 そこから角田は7位入賞を果たし、2024年のRBのポイント獲得を継続することになった。RBはマイアミで12ポイントを追加し、これまでの合計で19ポイントを獲得した。これにより、コンストラクターズランキングで7位ハースに12ポイント差をつけて6位の地位を固めた。さらに、来週末のイモラでリカルドがスプリントでのフォームを継続することができれば、RBはF1の強豪たちが残した残骸を拾い集めるために2つの攻撃手段を持つことになる。
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