ダニエル・リカルドは、2023年F1アメリカGPのスプリントを12位でフィニッシュ。今週末の進行に“デジャブ”を感じたと述べた。リカルドは今季2度目のF1カムバックを果たしている。当初は解雇されたニュク・デ・フリースに代わってスクーデリア・アルファタウリでハンガリーとベルギーの2レースを戦った。
続くオランダGPでリカルドは左手の骨を7カ所骨折し、その後の5レースをリカバリーのために欠場したが、サーキット・オブ・ジ・アメリカズでようやく復帰を果たした。リカルドは予選15番手という不本意な結果に終わった金曜日を経て、土曜日ははるかに好調で、スプリント勝負では0.031秒差でトップ10入りを逃した。メルセデスのジョージ・ラッセルがフェラーリのシャルル・ルクレールの走行を妨害したとして3グリッド降格ペナルティを受けたため、10番手からスタートしたリカルドはスプリントを12位で終えた。19周を走り、これまでで最も厳しい手のテストを終えたリカルドは「大丈夫」と宣言し、こ「おそらくグランプリに向けた僕の最大の課題は、レースでのフィットネスを少しでも強化することだろう」と語った。「休み前に2レースを戦い、その後は何もしていない。またブダペストに戻ったような気分だ」「確かに、他の人たちよりも少し汗をかくとは予想していたけど、正直なところ、これは...思っていたよりもいい感じだし、レースへの不安はない」リカルドはまた、スプリントで経験したことを考えると、56周のイベントに臨むにあたって振り払わなければならない錆があると感じている。「長所も短所もあったと思う」とリカルドは評価した。「長所は楽しかったこと。グリッドに戻れて本当に楽しかった」「レースウイークエンドで一番好きな感覚は、ライトがゆっくりと点灯し、スタートに向けて消灯するときかな。他の多くのことではなかなか得られないアドレナリンの急増を感じられて、本当に楽しかった」「でもそのあとは、僕は経験豊富だからあまり言いたくないんだけど、今年はそうでもなかったので、レースの錆のようなものが少しあった」「オープニングラップの)ターン1のように、もう少し早くイン側のボトルアップに気づくべきだったけど、そこに留まってしなう、数台のマシンが外側に出て行った」「だから、レースの読みを少し逃していたかもしれない。でも、レースを通して、いくつかのラインをつかみ、いくつかの改善を加えたように感じた。確かにグランプリに向けて取り組むべきことがまだいくつかある」リカルドは少なくとも現時点では、前回のカタールGPをスキップしたのは正しい判断だったと感じている。準備万端であった可能性もあったが、シミュレーターセッション後にドーハに向かわないという決断を下した。「あの余分な休憩のおかげで、プッシュする自信、縁石にぶつかる自信が得られた」とリカルドは語った。「一番恐れていたのは、戻ってきて言い訳をすることだった。そうなるとチームが動揺してしまい、僕も動揺してしまう。それは誰も得をしないし、このアプローチには満足している」ダニエル・リカルド「今日のSQ2でのラップには満足している。僕たちが置かれているポジションを考えれば、Q3は僕たちにとって大きな成果だけど、ここまで近づいたら、それは大きな楽しみだ。昨日からクルマを変えることはできないので、SQ1からSQ2への進歩には本当に満足している。いくつかの宿題をこなし、いろいろと試してみたおかげで、より自信を持ってプッシュできるようになった。今日も明日もレースができるのはうれしい。また戦えることを本当に楽しんでいるし、いい気分だ。自分のドライビングに関しては、レースを通して満足できたこともあれば、そうでないこともあった、それは明日に向けて改善できることだと思う。気温やタイヤの状態によってグリップが低く感じられるし、特にコーナーによって古いアスファルトと新しいアスファルトが混在しているので、クルマの挙動に影響する。でも最後にある程度のペースがあったのは心強かったし、明日はどうなるか見てみよう」
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