ダニエル・リカルドは、F1アブダビGPにむけてトロロッソに対する8ポイント差がルノーF1チーム内に緊張感を生み出していると認める。前戦ブラジルGPでは、ピエール・ガスリーが2位表彰台を獲得してルノーとのポイント差を一気に詰めた。コンストラクターズ選手権でルノーとの差を覆せば、トロロッソ・ホンダはチーム史上ベストフィニッシュとなる5位でシーズンを終える可能性がある。
F1アブダビGPのフリー走行ではトロロッソ・ホンダ勢がトップ10圏内で終えたのに対し、ルノーはダニエル・リカルドが15番手、ニコ・ヒュルケンベルグが16番手と遅れをとった。「嘘をつかない。気にする義務があるし、少し緊張感がある」とダニエル・リカルドは語る。「彼らは今日も順調に見えた。最後のレースで戦うべきものがあるのは好きだ。注意力を途切れさせないので僕はそれが好きだ。やるべき仕事はいくつかあるけど、明日は大丈夫だと思う」ダニエル・リカルドは、FP1でエンジンが故障したが、“寿命の終わり”に近づいていたためであり、チームは2回目のフリー走行にむけて彼のレース用のエンジンを搭載した。「午後はスムーズなセッションだったけど、1ラップのペースでは速くなかった。ロングランは少し良くなったけど、1ラップのペースで何かを見つけなければならないのは確かだ」「今夜僕たちはそこに取り組んでいく。トライして理解していく。他のマシンのオンボードを見て、僕たちがどこで失っているかはわかっているし、セットアップでそれを見つけなければならない」ダニエル・リカルドは、不足しているラップタイムの一部はタイヤをよりうまく準備できるかにかかっていると考えている。「2回目にベストラップを達成したので、タイヤを最大限に活用できなかった思う。ここではC5ではそうするべきではないと思う。アウトラップで十分にタイヤを生かせていたとは思わないし、ラップを始める準備ができているとは感じなかった」「だから、ラップタイムはそこにあると思う。でも、それがコンマ6秒、コンマ8秒になることは期待できない。セットアップで何かを見つけなければならないのは確かだ。おそらくそこで真っ二つに割れていると思う。セットアップが50、ウォームアップが50、それとタイヤのフィーリングだ」