上海インターナショナル・サーキットで行われた2026年F1中国GPのフリー走行1回目(FP1)は、メルセデスのジョージ・ラッセルがトップタイムを記録した。開幕戦オーストラリアGPを制した勢いそのままに、ラッセルは1分32秒741をマークし、チームメイトのアンドレア・キミ・アントネッリを抑えて首位に立った。2026年シーズン初のスプリントウィークエンドとなる中国GPでは、このFP1が唯一のプラクティスとなる。
各チームはわずか1時間の走行でマシンセッティングを仕上げる必要があり、序盤から多くのマシンがコースへ飛び出す慌ただしいセッションとなった。序盤から波乱 接触やスピンが相次ぐセッション開始直後からトラブルやインシデントが続いた。アルピーヌのフランコ・コラピントはターン9でスピンを喫し、序盤の走行でヒヤリとする場面を作った。さらにランド・ノリスとルイス・ハミルトンの間で軽い接触が発生。マクラーレンのノリスがオーバーテイクを試みた際に接触したもので、この件はスチュワードにより確認されたが調査は不要と判断された。その後ハミルトン自身もターン6でスピンを喫している。コース上のデブリ回収のため一時バーチャルセーフティカー(VSC)が導入されるなど、序盤から忙しい展開となった。リンドブラッドがストップ 貴重な走行時間を失うセッション中盤にはレーシングブルズのルーキー、アービッド・リンドブラッドがターン14でマシンを停止。黄旗が提示され、再びVSCが導入された。チームはこの後マシンが走行を再開しないことを確認。今季唯一のルーキーにとって、F1初のスプリント週末で貴重な走行時間を失う結果となった。一方、ウィリアムズのカルロス・サインツJr.も序盤にデータ関連の問題を抱え、セッションの大半をガレージで過ごすことになった。終盤はソフトタイヤでタイム合戦セッション後半になると各チームがソフトタイヤを投入し始め、タイムシートが大きく動き始める。ラッセルは1分32秒807を記録してさらにトップタイムを更新。アントネッリも2番手に浮上し、メルセデス勢がワンツー体制を築いた。終盤にはマクラーレン勢もタイムを伸ばし、ノリスが3番手、オスカー・ピアストリが4番手に浮上。フェラーリのシャルル・ルクレールが5番手、ルイス・ハミルトンが6番手で続いた。最終的にラッセルは1分32秒741までタイムを縮め、アントネッリに0.120秒差をつけてFP1トップでセッションを終えた。FP1終了後、パドックの注目はこの後行われるスプリント予選へと移る。2026年シーズン初のスプリントイベントで、各チームがどこまでパフォーマンスを引き出せるのかが焦点となる。2026年F1中国グランプリ フリー走行 結果1.ジョージ・ラッセル(メルセデス) - 1分32秒741(28周)2.アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス) - 1分32秒861(29周)3.ランド・ノリス(マクラーレン) - 1分33秒296(29周)4.オスカー・ピアストリ(マクラーレン) - 1分33秒472(27周)5.シャルル・ルクレール(フェラーリ) - 1分33秒599(27周)6.ルイス・ハミルトン(フェラーリ) - 1分34秒129(25周)7.オリバー・ベアマン(ハースF1チーム) - 1分34秒426(27周)8.マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング) - 1分34秒541(24周)9.ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ) - 1分34秒639(26周)10.ピエール・ガスリー(アルピーヌ) - 1分34秒676(27周)11.リアム・ローソン(レーシングブルズ) - 1分34秒773(29周)12.ガブリエル・ボルトレト(アウディ) - 1分34秒828(25周)13.アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング) - 1分35秒856(25周)14.エステバン・オコン(ハースF1チーム) - 1分34秒877(24周)15.フランコ・コラピント(アルピーヌ) - 1分34秒947(25周)16.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ) - 1分35秒480(30周)17.カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ) - 1分35秒679(17周)18.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン) - 1分35秒856(18周)19.バルテリ・ボッタス(キャデラック) - 1分36秒057(25周)20.ランス・ストロール(アストンマーティン) - 1分37秒224(20周)21.アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ) - 1分37秒896(6周)22.セルジオ・ペレス(キャデラック) - 1分39秒200(13周)