2024年のF1世界選手権 第8戦 モナコGPのフリー走行2回目が5月24日(金)にモンテカルロ市街地コースで行われ、シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)がトップタイムをマークした。シャルル・ルクレールはソフトタイヤで昨年のポールタイムを上回る1分11秒278秒を記録。2番手のルイス・ハミルトン(メルセデス)に0.188秒差をつけた。3番手にはベテランのフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)が続いた。
ルクレールのペースは、今週末にレッドブルに戦いを挑むフェラーリにとって大いに期待できるものだ。午後も曇り空のモナコは気温20度、路面温度32度のドライコンディションで60分間のFP2セッションはスタート。ミディアムまたはハードで走行した後、20分が経過すると、FP1ではソフトを使わなかったフェラーリとレッドブルなどがソフトでの走行を開始。シャルル・ルクレールがマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)に0.5秒の差をつけ、焦りからかフェルスタッペンがミラボーでウォールにヒットするというシーンも見られた。フェルスタッペンはバリアに接触したドライバーの多くのひとりであり、エステバン・オコン、ローガン・サージェント、ランス・ストロー、角田裕毅、オスカー・ピアストリも接触したが、セッション中にストップを引き起こすほど深刻なものはなかった。マックス・フェルスタッペンは、トップから0.535秒差の4番手。ある時点では「カンガルーのように飛び跳ねている。頭が痛くなる。おかしい」と無線で述べていたように、初日のマシンのセットアップは外れているようだ。今週末は前戦イモラでの挽回に貢献したセバスチャン・ブエミ、ジェイク・デニスといったシミュレータードライバーはフォーミュラEに出場しているため、不在となる。マクラーレンのランド・ノリスが5番手で、カルロス・サインツJr.(フェラーリ)、ランス・ストロール(アストンマーティン)、そして1秒近く離された8番手にセルジオ・ペレスが続いた。チーム無線でRB20の乗り心地に不満を漏らしていた。アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)が9番手、10番手のジョージ・ラッセル(メルセデス)は「ターン 11 へのブレーキングでこの振動が異常で、ステアリングを握れない」というトラブルに見舞われていた。RBは、ソフトタイヤを温存して角田裕毅が11番手、ダニエル・リカルドが16番手。オスカー・ピアストリ(マクラーレン)、ザウバー勢も同じようにソフトタイヤを温存した。角田裕毅は、ミディアムでのロングラン中にスイミングプールセクションとラカスの間でフェルスタッペンを2度も妨害するというアクシデントがあったが、スチュワードはそれをただのトラブルとしてすぐに却下した。モナコGP 2日目となる5月25日(土)は19時30分(現地時間12時30分)からフリー走行3回目、23時(現地時間16時)から予選が行われる。 この投稿をInstagramで見る FORMULA 1®(@f1)がシェアした投稿 2024年 F1モナコGP フリー走行2回目 順位・ラップタイム 順位Noドライバーチームタイムギャップ周回数 116シャルル・ルクレールフェラーリ1分11秒278 37 244ルイス・ハミルトンメルセデス1分11秒4660.18832 314フェルナンド・アロンソアストンマーティン1分11秒7530.47537 41マックス・フェルスタッペンレッドブル1分11秒8130.53537 54ランド・ノリスマクラーレン1分11秒9530.67535 655カルロス・サインツフェラーリ1分11秒9620.68436 718ランス・ストロールアストンマーティン1分12秒0620.78422 811セルジオ・ペレスレッドブル1分12秒0990.82131 923アレクサンダー・アルボンウィリアムズ1分12秒2570.97938 1063ジョージ・ラッセルメルセデス1分12秒2600.98230 1122角田裕毅RB1分12秒3491.07136 1281オスカー・ピアストリマクラーレン1分12秒3661.08835 1320ケビン・マグヌッセンハース1分12秒4731.19531 1431エステバン・オコンアルピーヌ1分12秒5541.27634 1527ニコ・ヒュルケンベルグハース1分12秒5691.29134 163ダニエル・リカルドRB1分12秒5771.29937 1710ピエール・ガスリーアルピーヌ1分12秒7501.47234 182ローガン・サージェントウィリアムズ1分12秒7901.51236 1977バルテリ・ボッタスザウバー1分13秒0571.77931 2024周冠宇ザウバー1分13秒7732.49532
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