Formula1.comが2024年F1第1戦バーレーンGP終了後のF1パワーランキングを発表した。全24戦という記録的な2024年のF1世界選手権シーズンの初戦を終え、バーレーンGPのパワーランキング審査員による採点が発表。サウジアラビアに向けて2024年のリーダーボードがどのような位置にあるのかを知る時が来た。
F1パワーランキングは、Formula1.comの5人の審査員がグランプリ終了後に各ドライバーを評価し、週末を通してのパフォーマンスに応じて10点満点で採点。専門家のスコアを平均してレーススコアを作成し、そのスコアは総合パワーランキングのリーダーボードでシーズンを通して集計される。マックス・フェルスタッペンがサヒールの砂漠で2年連続となるポールポジションと優勝を飾り、3年連続のタイトル防衛を華麗にスタートさせた。まだ20代半ばのフェルスタッペンは現在55勝という驚異的な成績を残しておおり、4連覇に挑む。カルロス・サインツは来年、ルイス・ハミルトンが彼の後任としてフェラーリに移籍する予定であるため、自身の将来についてさらなる疑問を抱えながらシーズン開幕の週末を迎えた。しかし、スペイン人選手はそれらすべてを脇に置き、チームメイトのシャルル・ルクレールとの激しいバトルを制し、表彰台に上った。木曜日のプラクティスでチームメイトのルイス・ハミルトンがトップタイムを記録した後、ジョージ・ラッセルは予選と決勝でメルセデスのチャージを見事にリード。序盤は2番手まで順位を上げたが、オーバーヒートとバッテリーのトラブルで表彰台争いから脱落した。シャルル・ルクレールは予選でフェルスタッペンに最も近い挑戦者であり、ターン1までの走行でリードを嗅ぎつけたが、そこから慢性的なブレーキトラブルにより悲惨な状況となり、4位でチェッカーフラッグを迎えることになった。予選でチームメイトのフェルスタッペンと0.5秒差、4つもポジションを離されてしまったセルジオ・ペレスだが、2023年によく見られたように、決勝では2位まで挽回してレッドブルがワン・ツー・フィニッシュで今年のスタートを切った。予選ではフロントロウを狙えるペースがあると感じていたランド・ノリスだったが、いくつかのミスで7番手にとどまった。そこからポジションを上げ、ラッセルとハミルトンのメルセデス勢の間でレースを終えた。キック・ザウバーは、リブランドされたチームにとっての2024年最初のセッションで2台ともQ1敗退。しかし、周冠宇はレース当日、17番グリッドから11番手まで順位を上げ、タイヤマネジメントを必要とする長い最終スティントにもかかわらず、ポイントを争う走りで静かに印象づけた。マクラーレンはチームメイトのオスカー・ピアトリが8位入賞を果たし、ダブルポイントを獲得した。両ドライバーともに目立った活躍はなかったものの、2023年序盤の苦境を乗り越え、マクラーレン全体としては好調なスタートを切った。前述したように、ハミルトンはFP2後のセットアップ「リスク」の後、予選でチームメイトのラッセルの後塵を拝し、レースでは再び7位に到達したが、7度のワールドチャンピオンは、57周のレースで同じようなバッテリーの問題とシートの破損に悩まされた。ケビン・マグヌッセンはバーレーン・インターナショナル・サーキットでの決勝で堅実な走りを見せ、パワーランキングのトップ10入りを果たした。バーレーン・インターナショナル・サーキットで行われた決勝では、難しい予選15番手から12位まで挽回。チームメイトのニコ・ヒュルケンベルグがオープニングラップで波乱を起こした後、ハースのトップでフィニッシュラインを通過した。惜しくも圏外フェルナンド・アロンソはマグヌッセンに0.2点及ばず、ランキング上位入りを逃した。アロンソは予選6番手から決勝では9番手となった。角田裕毅とアレックス・アルボンも上位入りを逃した。