2023年F1第21戦サンパウロGP(ブラジルGP)のスプリントが11月4日(土)にアウトドローモ・ホセ・カルロス・パーチェ(インテルラゴス・サーキット)で行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)が優勝、角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ)が6位入賞を果たした。今大会は今シーズン6回目となるスプリントフォーマットで開催されており、土曜日にスプリントシュートアウト(予選)とスプリント(レース/24周)が行われた。
優勝は2番グリッドからスタートしたマックス・フェルスタッペン。1コーナーを制すると後続を引き離し、最後は流して4秒以上の差をつけてフィニッシュ。今季スプリント4勝目。ポールポジションからスタートする明日の決勝でも優勝候補の本命だ。2位はポールポジションからスタートしたマクラーレンのランド・ノリス、3位にはセルジオ・ペレス(レッドブル)が続いた。レースはタイヤマネジメントが結果を左右する一因となった。ハースF1チームの2台、ローガン・サージェント(ウィリアムズ)はミディアム、それ以外はソフトタイヤで24周のレースに挑んだ。54度という路面温度のなか、24周のレースではタイヤマネジメントがレースを左右した。最も影響を受けたのが4位のジョージ・ラッセル、7位のルイス・ハミルトンのメルセデス勢。ラッセルは一時2番手まで順位を上げたが後退。5番グリッドスタートのハミルトンも後半にペースを落とし、シャルル・ルクレール(フェラーリ)、角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ)に抜かれた。角田裕毅は6位入賞。ルクレールには抜かれたものの、後半にペースを落としたハミルトンに対して冷静にオーバーテイクのポイントを見極めて3ポイントを獲得した。前戦メキシコGPでは、勝負を焦るあまり、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)と接触してポイントを逃していた角田だが、今回はその反省を生かした。8位のカルロス・サインツ(スクーデリア・フェラーリ)までにポイントが与えられた。ダニエル・リカルド(スクーデリア・アルファタウリ)は、リアタイヤに苦しみ入賞は逃したものの、ピアストリに対して、代名詞として知られているレイトブレーキングでアグレッシブなオーバーテイクを見せ、かつてのリカルド復活の兆しをみせた。F1サンパウロGPの決勝は11月5日(日)の26時からフォーメーションラップが行われる。2023年 F1サンパウロGP スプリント 結果・順位 順位NoドライバーチームGAPINTPIT 11マックス・フェルスタッペンレッドブル    24ランド・ノリスマクラーレン4.2874.287  311セルジオ・ペレスレッドブル13.6179.330  463ジョージ・ラッセルメルセデス25.87912.262  516シャルル・ルクレールフェラーリ28.5602.681  622角田裕毅アルファタウリ29.2100.690  744ルイス・ハミルトンメルセデス34.7265.515  855カルロス・サインツフェラーリ35.1060.380  93ダニエル・リカルドアルファタウリ35.3030.197  1081オスカー・ピアストリマクラーレン38.2192.916  1114フェルナンド・アロンソアストンマーティン39.0610.842  1218ランス・ストロールアストンマーティン39.4780.417  1310ピエール・ガスリーアルピーヌ40.6211.143  1431エステバン・オコンアルピーヌ42.8482.227  1523アレクサンダー・アルボンウィリアムズ43.3940.546  1620ケビン・マグヌッセンハース56.50713.113  1724周冠宇アルファロメオ58.7232.216  1827ニコ・ヒュルケンベルグハース60.3301.607  1977バルテリ・ボッタスアルファロメオ60.7480.419  202ローガン・サージェントウィリアムズ60.9450.196 
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