2023年第15戦イタリアGPのフリー走行1回目が9月1日(金)にモンツァ・サーキットで開催され、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)がトップタイムをマークした。オランダGPからの連戦として開催されるイタリアGPの舞台となるモンツァ・サーキットは、フェラーリの聖地としても知られて、ティフォシがスタンドを赤に染め、独特な雰囲気を作り出す。
60分間のFP1セッションでは、アストンマーティンがランス・ストロールに代えてフェリペ・ドルゴビッチをルーキー枠で起用。アルファタウリは負傷したダニエル・リカルドの代役で今週末もリアム・ローソンがドライバーを務める。ホームレースとなるフェラーリとアルファロメオは、特別なカラーリングを採用。フェラーリはイエロー、アルファロメオはグリーンが特徴的なカラーリングとなっている。超高速サーキットであるモンツァは、スロットル全開率75%を誇るエンジンパフォーマンスが物を言うパワートラック。高速ストレートでのスピードを最大限にするために、各チームは“モンツァ仕様”の空力パッケージを持ち込み、正面からではウイングのスポンサーロゴが見えないほど薄い、シーズン中で最も低いダウンフォースセットアップを使用する。また、今週末はATA(Alternative Tyre Allocation:代替タイヤ割り当て)が試行され、各ドライバーが週末に自由に使えるスリックタイヤは通常よりも2セット少ない11セット(ハード3セット、ミディアム4セット、ソフト4セット)となるため、プログラムを進めるために週末の早い段階でタイヤを駄目にしないことも重要となる。そのため、レッドブル、フェラーリ、メルセデスはハードのみ、アストンマーティン、ハースはミディアムのみとソフトタイヤを温存した。トップタイムを記録したのはマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)で1分22秒657。2番手には0.046秒差でカルロス・サインツ(フェラーリ)、3番手には0.177秒差でセルジオ・ペレスが続いた。4番手のシャルル・ルクレール(フェラーリ)、5番手のジョージ・ラッセル(メルセデス)までが前述のとおり、ハードでタイムをマーク。6番手のフェルナンド・アロンソはミディアムでのタイムとなる。7番手のランド・ノリス(マクラーレン)はソフトでタイムを記録してトップから0.584秒差、ハードのルイス・ハミルトン(メルセデス)が8番手に続き、9番手の角田裕毅(アルファタウリ)はソフトでトップから0.614秒差、10番手にはアレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)が続いた。リアム・ローソンは、角田裕毅から0.562秒差の13番手。ルーキー枠で出走したフェリペ・ドルゴビットは、ミディアムのみでセッションを走り、18番手タイムだった。2023年F1イタリアGP フリー走行2回目は、24時(現地時間17時)から行われる。2023年 F1イタリアGP フリー走行1回目 結果・タイム 順位NoドライバーチームタイムGAPLAP11マックス・フェルスタッペンレッドブル1分22秒657 31255カルロス・サインツフェラーリ1分22秒7030.04628311セルジオ・ペレスレッドブル1分22秒8340.11730416シャルル・ルクレールフェラーリ1分22秒9560.30922563ジョージ・ラッセルメルセデス1分23秒1890.53228614フェルナンド・アロンソアストンマーティン1分23秒2140.5572474ランド・ノリスマクラーレン1分23秒2410.58422844ルイス・ハミルトンメルセデス1分23秒2690.61226922角田裕毅アルファタウリ1分23秒2710.614231023アレクサンダー・アルボンウィリアムズ1分23秒4440.787181181オスカー・ピアストリマクラーレン1分23秒4460.78924122ローガン・サージェントウィリアムズ1分23秒6611.004211340リアム・ローソンアルファタウリ1分23秒8331.176291410ピエール・ガスリーアルピーヌ1分23秒9311.274261577バルテリ・ボッタスアルファロメオ1分23秒9521.295171627ニコ・ヒュルケンベルグハース1分24秒0671.410231731エステバン・オコンアルピーヌ1分24秒0901.43326 1834フェリペ・ドルゴビッチアストンマーティン1分24秒1401.48324 1920ケビン・マグヌッセンハース1分24秒2171.56024 2024周冠宇アルファロメオ1分24秒2321.57517
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