2021年 F1アブダビGPのフリー走行1回目が12月10日(金)にヤス・マリーナ・サーキットで行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がトップタイムを記録した。22戦で構成された2021年のF1世界選手権もいよいよ最終戦。ドライバーズタイトル、コンストラクターズタイトルともに決着はついておらず、史上稀にみる接戦となっている。
気温26度、路面温度38度のドライコンディションで60分間のFP1セッションはスタート。これまでオーバーテイクが難しく、“退屈”なレースのレッテルが貼られていたヤス・マリーナ・サーキットだが、今シーズンのレースに向けてコースを改修。ノースヘアピン(ターン7)、サウスマリーナ(ターン11以降)、ホテルセクション(ターン17以降)を中心にレイアウトが変更され、1周あたり最大で14秒速くなると見積もられている。また、F1アブダビGPは、トライライトレースとして開催され、予選と決勝は17時と夕方からのスタートとなり、FP1セッションとは路面温度を含めてコンディションは違ってくる。したがって、日中に行われるFP1およびFP3でマシンのセットアップを決めることはない。そのため、FP1は多くのチームが最も配分数の多いソフトで走行を行い、新しいコースの習得とデータ取りがメインという比較的静かなセッションとなった。トップタイムを記録したのはレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン。23周を走行して1分25秒009をマーク。昨年のFP1のトップタイムは1分37秒378であり、すでに約12秒速くなっている。2番手には0.196秒差でバルテリ・ボッタス、3番手は0.346秒差でルイス・ハミルトンとメルセデス勢が続き、4番手にセルジオ・ペレスと、最終戦でもレッドブル・ホンダ vs メルセデスという構図は変わらない。5番手にはアルファタウリ・ホンダF1の角田裕毅。トップからの差は0.369秒、4番手のセルジオ・ペレスとは0.015秒と上々の滑り出しをみせた。チームメイトのピエール・ガスリーも7番手と、ホンダF1勢は全車4台がトップ10入りを果たした。ウィリアムズF1は、ジョージ・ラッセルに代わって、ジャック・エイトケンがFP1の走行を担当した。F1アブダビGP フリー走行2回目は、この後22時から行われる。2021年 F1アブダビGP FP1 結果・速報 順位Noドライバーチーム タイムGAP 1.マックス・フェルスタッペンレッドブル・ホンダ(1分25秒009) 2.バルテリ・ボッタスメルセデス(1分25秒205) 3.ルイス・ハミルトンメルセデス(1分25秒355) 4.セルジオ・ペレスレッドブル・ホンダ(1分25秒363) 5.角田裕毅アルファタウリ・ホンダ(1分25秒378) 6.フェルナンド・アロンソアルピーヌ(1分25秒625) 7.ピエール・ガスリーアルファタウリ・ホンダ(1分25秒822) 8.シャルル・ルクレールフェラーリ(1分25秒846) 9.カルロス・サインツフェラーリ(1分25秒886) 10.セバスチャン・ベッテルアストンマーティン(1分26秒007) 11.エステバン・オコンアルピーヌ(1分25秒025) 12.ランド・ノリスマクラーレン(1分26秒123) 13.キミ・ライコネンアルファロメオ(1分26秒189) 14.アントニオ・ジョビナッツィアルファロメオ(1分26秒409) 15.ランス・ストロールアストンマーティン(1分26秒608) 16.ダニエル・リカルドマクラーレン(1分26秒676) 17.ジャック・エイトケンウィリアムズ(1分27秒481) 18.ニコラス・ラティフィウィリアムズ(1分27秒487) 19.ミック・シューマッハハース(1分27秒698) 20.ニキータ・マゼピンハース(1分28秒305)
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