2021年 F1世界戦選手権 第12戦 F1ベルギーGPの決勝が8月29日(日)にスパ・フランコルシャンで行われた。雨天のためレースは行わず、2度のフォーメーションラップで3周を消化したことでレースは成立。マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が優勝となり、ハーフポイントとなる12.5ポイントが与えられた。現地時間15時になっても雨は強く降っており、レース開始は15時25分までディレイ。フォーメーションラップを行ったが、視界不良により赤旗中断となる。
そこから約3時間の中断となり、FIA(国際自動車連盟)は3時間のタイムリミットのカウントダウンを残り1時間でストップ。現地時間18時17分に再びフォーメーションラップが行われたが、すぐに赤旗中断に。全車がピットレーンに入り、数分が経過したところでレース終了が告げられた。優勝はレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)。通算16勝目。スパ・フランコルシャンでは初優勝。レッドブル・レーシングとの50戦目の節目のレースとなったホンダF1にとっては1991年のアイルトン・セナ以来、30年ぶりの勝利となった。マックス・フェルスタッペンは「勝利ではあるけど、望んでいた形ではない。こんな雨の中で留まってくれたファンの皆さんを称えたい」と語った。2位はウィリアムズのジョージ・ラッセル。自身初表彰台。ウィリアムズF1にとっても2017年のF1アゼルバイジャンGP(ランス・ストロール/3位)以来の表彰台となった。3位にはメルセデスF1のルイス・ハミルトンが続いた。レースはなかったものの、表彰台セレモニーやトップ3インタビューは行われた。結果として、土曜日の予選を頑張ったドライバーが報われることになった。レース距離の75%未満となったため、1位から10位に与えられるポイントは半分となる。ホンダF1エンジン勢はピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)が6位、角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)が15位。セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)は決勝前のレコノサンスラップでターン6でクラッシュ。一時はDNSを決定したが、3時間の赤旗中断のなかでマシンを修復。1周遅れでピットレーンからスタートして20位に分類された。ちなみに2021年大会のファステストラップは、ニキータ・マゼピン(ハース)の3分18秒016が記録された。2021年 第12戦 F1 ベルギーGP 決勝 結果・タイム 順位NoドライバーチームGAPINTPIT 133マックス・フェルスタッペンレッドブル・ホンダLAP10 263ジョージ・ラッセルウィリアムズ2.1982.1980 344ルイス・ハミルトンメルセデス3.5181.3200 43ダニエル・リカルドマクラーレン5.9512.4330 55セバスチャン・ベッテルアストンマーティン7.8941.9430 610ピエール・ガスリーアルファタウリ・ホンダ10.2752.3810 731エステバン・オコンアルピーヌ11.7911.5160 816シャルル・ルクレールフェラーリ13.2171.4260 96ニコラス・ラティフィウィリアムズ15.6342.4170 1055カルロス・サインツフェラーリ16.9611.3270 1114フェルナンド・アロンソアルピーヌ20.2593.2980 1277バルテリ・ボッタスメルセデス21.9461.6870 1399アントニオ・ジョビナッツィアルファロメオ23.5301.5840 144ランド・ノリスマクラーレン26.0852.5550 1526角田裕毅アルファタウリ・ホンダ28.7812.6960 1647ミック・シューマッハハース30.9002.1190 179ニキータ・マゼピンハース32.6871.7870 1818ランス・ストロールアストンマーティン34.8382.1510 197キミ・ライコネンアルファロメオ36.3221.4840 2011セルジオ・ペレスレッドブル・ホンダ38.6902.4680