2021年 F1世界選手権 第11戦 F1ハンガリーGPの決勝が8月1日(日)に行われ、エステバン・オコン(アルピーヌ)がF1初優勝を果たした。決勝はフォーメーションラップの30分前に降り始めた雨によって波乱の展開に。全車がインターミディエイトでスタートすることになったが、1コーナーでバルテリ・ボッタス(メルセデス)がランド・ノリス(マクラーレン)に追突したことをきっかけに多重クラッシュが発生。
このクラッシュによって、バルテリ・ボッタス、ランド・ノリス、セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)、シャルル・ルクレール(フェラーリ)、ランス・ストロール(アストンマーティン)の5台がリタイア。レースは赤旗中断となった。30分程度の中断を経てレースは再開。ニキータ・マゼピン(ハース)がピットレーンでキミ・ライコネン(アルファロメオ)に接触してリタイア。14台でフォーメーションラップが行われ、スタンディングスタートでの再開を迎える。(ライコネンには10秒ペナルティ)。しかし、ここで先頭のルイス・ハミルトン(メルセデス)以外の13台がピットインしてミディアムタイヤに交換。ハミルトン1台でスタートが切られた。翌周にハミルトンはピットインしてミディアムに交換して最後尾で合流。エステバン・オコン(アルピーヌ)が先頭でレースを進める。レースはセバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)との最終ラップまでの1秒の攻防を制してエステバン・オコンがF1初優勝。新生アルピーヌF1にとっても初優勝となった。チームメイトのフェルナンド・アロンソも5位。アロンソは10周以上にわたってルイス・ハミルトンをブロックし、オコンの優勝に大きく貢献した。3位にはルイス・ハミルトン(メルセデス)が続いた。ポールポジションからスタートしたハミルトンは、1コーナーをトップで通過したが、その後ろで多重クラッシュ。赤旗中断後のリスタートでハミルトン以外の全マシンがドライタイヤに入るという珍事。1台でスタンディングスタートを切ったハミルトンは、トップから20秒以上離れた最後尾から追い上げて3位入賞を果たした。レッドブル・ホンダは、マックス・フェルスタッペンが10位入賞。オープニングラップのクラッシュに巻き込まれて右側に大きくダメージを負ったマシンで苦しい戦いとなったが、なんとか1ポイントを獲得した。だが、ドライバーズランキングではルイス・ハミルトン(192)が首位、マックス・フェルスタッペン(186)が2位、コンストラクターズランキングではメルセデス(300)が首位、レッドブル・ホンダ(290)が2位と順位が入れ替わった。アルファタウリ・ホンダF1は、ピエール・ガスリーが6位、角田裕毅が7位でフィニッシュしてダブル入賞を果たした。2021年 第11戦 F1 ハンガリーGP 決勝 結果・タイム順位NoドライバーチームGAPINTQ3131エステバン・オコンアルピーヌLAP67325セバスチャン・ベッテルアストンマーティン1.4651.4653344ルイス・ハミルトンメルセデス8.4867.0264455カルロス・サインツフェラーリ13.3764.5183514フェルナンド・アロンソアルピーヌ14.0910.7153610ピエール・ガスリーアルファタウリ・ホンダ43.66329.7783726角田裕毅アルファタウリ・ホンダ68.47624.889386ニコラス・ラティフィウィリアムズ71.3013.0563963ジョージ・ラッセルウィリアムズ76.0464.85131033マックス・フェルスタッペンレッドブル・ホンダ76.9250.8795117キミ・ライコネンアルファロメオ1L22.6674123ダニエル・リカルドマクラーレン1L1.03131347ミック・シューマッハハース1L17.55731499アントニオ・ジョビナッツィアルファロメオ1L0.5635DNF9ニキータ・マゼピンハース  3DNF4ランド・ノリスマクラーレン  2DNF11セルジオ・ペレスレッドブル・ホンダ  0DNF18ランス・ストロールアストンマーティン  0DNF16シャルル・ルクレールフェラーリ  0DNF77バルテリ・ボッタスメルセデス  0 この投稿をInstagramで見る FORMULA 1®(@f1)がシェアした投稿
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