2021年のF1世界選手権 第3戦 F1ポルトガルGPの予選が5月1日(土)にアルガルベ・サーキットで開催され、バルテリ・ボッタスがポールポジションを獲得。2番手のルイス・ハミルトンとともにメルセデスF1がフロントローを独占した。昨年、新型コロナウイルスの世界的な流行によるスケジュール変更を受け、初めてF1の舞台となったアルガルベ・サーキットだが、今年も中止になったベトナムと中国の代替サーキットの一部としてカレンダーに組み込まれ、2年連続での開催となった。
全長約4.6㎞で高低差に富み、マシン、ドライバー、エンジンのすべてが試されるレイアウトは、開幕2戦とはまた異なるチャレンジをもたらす。ピレリは、F1ポルトガルGPにC1(ハード)、C2(ミディアム)、C3(ソフト)という3種類のコンパウンドを選択。C1が登場するのは今季初となる。土曜日のポルトガルは晴れ。気温18度、路面温38度のドライコンディションで予選セッションはスタートした。ポールポジションを獲得したのはメルセデスF1のバルテリ・ボッタス。1分18秒348をマークし、昨年のサヒールGP以来、今シーズン初となる通算17回目のPP獲得となった。2番手には0.007秒差でルイス・ハミルトンが続き、メルセデスF1がフロントローを独占。ハミルトンの通算100回目のポールポジションはお預けとなった。メルセデスはQ3の2回目のアタックでミディアムを履いたが、タイムを更新することができなかった。3番手にはマックス・フェルスタッペン(+0.398)、4番手にはセルジオ・ペレス(+0.542)とレッドブル・ホンダの2台が2列目に並ぶ。フェルスタッペンは予選Q3の1回目のアタックでターン4でのトラックリミット超過によって1分18秒209というタイムが抹消。違反がなければ、ポールも見えていたラップだったが、これによって2回目のアタックで劣勢に立たされてしまった。5番手にはカルロス・サインツ(フェラーリ)、そして、6番手には今週好調のエステバン・オコン(アルピーヌ)が並ぶ。2戦連続でチームメイトのフェルナンド・アロンソを倒してQ3進出を果たした。7番手にはランド・ノリス(マクラーレン)、8番手にはシャルル・ルクレール(フェラーリ)が続いた。9番手はアルファタウリ・ホンダF1のピエール・ガスリー。3戦連続のQ3進出ではあるが、今週末は競争力にやや欠けており、対フェラーリ、マクラーレンという点では厳しい週末となっている。チームメイトの角田裕毅はQ2で敗退して14番手。Q3進出までの道のりはまだ遠い。10番手にはセバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)が入り、今季初めてチームメイトのランス・ストロールを倒してQ3初進出を果たした。F1ポルトガルGPの決勝は5月2日(日)の23時(現地時間15時)からフォーメーションラップが行われる。2021年 第3戦 F1ポルトガルGP 予選 結果・タイム 順位NoドライバーチームQ1Q2Q3177バルテリ・ボッタスメルセデス1分18秒7221分18秒4581分18秒348244ルイス・ハミルトンメルセデス1分18秒8571分17秒9681分18秒355333マックス・フェルスタッペンレッドブル・ホンダ1分19秒4851分18秒6501分18秒746411セルジオ・ペレスレッドブル・ホンダ1分19秒3371分18秒8451分18秒890555カルロス・サインツフェラーリ1分19秒3091分18秒8131分19秒039631エステバン・オコンアルピーヌ1分19秒0921分18秒5861分19秒04274ランド・ノリスマクラーレン1分18秒7941分18秒4811分19秒116816シャルル・ルクレールフェラーリ1分19秒3731分18秒7691分19秒306910ピエール・ガスリーアルファタウリ・ホンダ1分19秒4641分19秒0521分19秒375105セバスチャン・ベッテルアストンマーティン1分19秒4031分18秒9701分19秒6591163ジョージ・ラッセルウィリアムズ1分19秒7971分19秒109 1299アントニオ・ジョビナッツィアルファロメオ1分19秒4101分19秒216 1314フェルナンド・アロンソアルピーヌ1分19秒7281分19秒456 1426角田裕毅アルファタウリ・ホンダ1分19秒6841分19秒463 157キミ・ライコネンアルファロメオ1分19秒7481分19秒812 163ダニエル・リカルドマクラーレン1分19秒839 1718ランス・ストロールアストンマーティン1分19秒913 186ニコラス・ラティフィウィリアムズ1分20秒285 1947ミック・シューマッハハース1分20秒452 209ニキータ・マゼピンハース1分20秒912