2019年のF1世界選手権 第9戦 オーストリアGPのフリー走行3回目が6月29日(土)にレッドブル・リンクで行われ、シャルル・ルクレール(フェラーリ)がトップタイムを記録した。前日のフリー走行2回目では、マックス・フェルスタッペンとバルテリ・ボッタスのクラッシュによって2度の赤旗中断となり、各チームはプログラムを圧縮。通常のドライバーがタイムシートの上位に顔を出さなかったことで勢力図がわからないまま2日目を迎えた。
マックス・フェルスタッペンは、前日はプラクティス用のスペック2で走行。他のドライバーの情報はわかっていないが、土曜日からはホンダ勢の全4台がスペック3で走行を行う。現地時間12時に気温24.3度、路面温度46度のドライコンディションで60分間のFP3セッションはスタート。各チームが決勝、そして、セッションの2時間後に行われる予選に向けてマシンを調整していった。前半を折り返した時点でトップに立ったのはフェラーリのシャルル・ルクレール(1分04秒275)。2番手には0.364秒差でバルテリ・ボッタスが続くという滑り出し。序盤、レッドブル・ホンダのピエール・ガスリーが「ノーパワー」と伝えてピットイン。だが、その後コースに復帰しており、正確な原因はわかっていない。ハースF1チームのケビン・マグヌッセンは、11周を走行した後、ピットでマシンのリア部分を作業。エンジン交換と見られ、それ以降コースに復帰することはなかった。後半には各チームが新品のソフトタイヤで周回を行い、予選に向けた最終調整を実施していく。エンジン交換によってカルロス・サインツの後方スタートが決定しているマクラーレンは、サインツがランド・ノリスをスリップストリームで引っ張る練習も行った。フリー走行3回目のトップタイムを記録したのはフェラーリのシャルル・ルクレール。1分03秒987をマークした。2番手にはルイス・ハミルトンが0.143秒差、3番手にはバルテリ・ボッタスが0.234秒差とメルセデス勢が続いた。ホンダF1エンジン勢では、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが5番手タイム。トップとの差は0.459秒と厳しい状況が続いている。チームメイトのピエール・ガスリーは、マクラーレンのランド・ノリスに上回られて7番手でセッションを終えている。トロロッソ・ホンダは、ダニール・クビアトがトップから1.404秒差の10番手、アレクサンダー・アルボンが1.494秒差の11版番手で予選前のセッションを終えた。F1オーストリアGPの予選はこの後22時(現地時間 15時)から行われる。2019年 第9戦 F1オーストリアGP フリー走行3回目 結果順位NoドライバーチームベストタイムGAP周回116シャルル・ルクレールフェラーリ1分03秒987 18244ルイス・ハミルトンメルセデス1分04秒1300.14321377バルテリ・ボッタスメルセデス1分04秒2210.2342345セバスチャン・ベッテルフェラーリ1分04秒2500.26320533マックス・フェルスタッペンレッドブル1分04秒4460.4591864ランド・ノリスマクラーレン1分04秒9860.99919710ピエール・ガスリーレッドブル1分05秒1521.16515855カルロス・サインツマクラーレン1分05秒2191.23222999アントニオ・ジョビナッツィアルファロメオ1分05秒3361.349171026ダニール・クビアトトロロッソ・ホンダ1分05秒3911.404251123アレクサンダー・アルボントロロッソ・ホンダ1分05秒4811.494291227ニコ・ヒュルケンベルグルノー1分05秒5141.52721137キミ・ライコネンアルファロメオ1分05秒5141.527211411セルジオ・ペレスレーシングポイント1分05秒5231.53618158ロマン・グロージャンハース1分05秒6201.633201618ランス・ストロールレーシングポイント1分05秒6501.66317173ダニエル・リカルドルノー1分05秒8781.891191820ケビン・マグヌッセンハース1分06秒0172.030111963ジョージ・ラッセルウィリアムズ1分06秒6762.689232088ロバート・クビサウィリアムズ1分07秒4843.49723
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