2017年 フォーミュラ1 第9戦 オーストリアGPのフリー走行1回目が7日(金)、シュピールベルクのレッドブル・リンクで行われ、ルイス・ハミルトン(メルセデス)がソフトタイヤでコースレコードを更新する最速タイムを記録した。舞台となるレッドブル・リンクは、その名の通り、レッドブルが所有するサーキット。かつてグランプリを開催していたA1リンクをレッドブルが改修した。美しい山間部にある2本のメインストレートと大半が鋭いコーナーで構成される異彩を放つ特性を持ったサーキットだ。
今週末に先駆け、FIAはオーストリアGPのコーナー数を10に変更。レイアウトは変わらないものの、1コーナーの先のキンクをコーナーと数えることになった。ピレリは、F1オーストリアGPにソフト、スーパーソフト、ウルトラソフトという最も軟らかいレンジのコンパウンドを持ち込んでいる。現地時間10時。フリー走行は気温22.3℃、路面温度32℃でF1オーストリアGPのフリー走行1回目がスタートした。路面温度はセッションを通して最終的に44℃まで上昇した。F1オーストリアGPでは、フォース・インディアがセルジオ・ペレスに代えてアルフォンソ・セリス、ルノーがニコ・ヒュルケンベルグに代えてセルゲイ・シロトキンとリザーブドライバーを起用している。各ドライバーがサーキットとマシンの感触を掴む意味合いが強いフリー走行1回目では、キミ・ライコネン(フェラーリ)やマックス・フェルスタッペン(レッドブル)などをはじめ、コースアウトやスピンするドライバーが多く見られた。フリー走行1回目のトップタイムを記録したのはメルセデスのルイス・ハミルトン。38周を走り込んだハミルトンはソフトタイヤで1分05秒975を記録し、これまでのコースレコードを更新。今週末は週末のスタートから勢いをみせている。2番手タイムは0.190秒差でマックス・フェルスタッペン(レッドブル)。レッドブルのホームグランプリでセクター1、セクター2の最速タイムを記録している。3番手にはバルテリ・ボッタス(メルセデス)が続いた。4番手タイムはセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)。トップのルイス・ハミルトンからは0.449秒差の1分06秒424。チャンピオンシップリーダーのベッテルは、ペナルティポイントであと3点とリーチがかかっている。5番手にはダニエル・リカルド(レッドブル)、6番手にはキミ・ライコネン(フェラーリ)が続いた。マクラーレン・ホンダは、ストフェル・バンドーンが7番手タイムを記録。チームメイトのフェルナンド・アロンソも9番手タイムとトップ10入り。ホンダは今週末のオーストリアGPにむけて“スペック3”のパワーユニットを投入。マクラーレンもシャシー側にアップデートを持ち込んでいる。また、昨年問題を引き起こした黄色の“バゲット”縁石の間にスペースが追加されたが、ロマン・グロージャン(ハース)はターン9とターン10の縁石にヒットして左フロントタイヤをパンクさせている。F1オーストリアGP フリー走行2回目は、このあと21時(現地時間14時)から行われる。2017 第9戦 F1オーストリアGP フリー走行1回目順位Noドライバーチームベストタイム周回144ルイス・ハミルトンメルセデス1分05秒97538233マックス・フェルスタッペンレッドブル1分06秒16523377バルテリ・ボッタスメルセデス1分06秒3453545セバスチャン・ベッテルフェラーリ1分06秒4242853ダニエル・リカルドレッドブル1分06秒6203167キミ・ライコネンフェラーリ1分06秒8482472ストフェル・バンドーンマクラーレン・ホンダ1分07秒28331826ダニール・クビアトトロ・ロッソ1分07秒43731914フェルナンド・アロンソマクラーレン・ホンダ1分07秒510281031エステバン・オコンフォース・インディア1分07秒511391119フェリペ・マッサウィリアムズ1分07秒550291220ケビン・マグヌッセンハース1分07秒594301355カルロス・サインツトロ・ロッソ1分07秒633311446ジョリオン・パーマールノー1分07秒649311518ランス・ストロールウィリアムズ1分08秒04135168ロマン・グロージャンハース1分08秒074201746セルゲイ・シロトキンルノー1分08秒586271834アルフォンソ・セリスフォース・インディア1分09秒280151994パスカル・ウェーレインザウバー1分09秒32329209マーカス・エリクソンザウバー1分10秒85312関連:【動画】 F1オーストリアGP フリー走行1回目 ダイジェスト
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