ルノーF1は、アブダビGP終了後にヤス・マリーナ・サーキットで実施される若手ドライバーテストに周冠宇とフェルナンド・アロンソが参加することを発表。ルーキーではないアロンソの参加を許可したFIA(国際自動車連盟)に感謝の意を述べた。12月15日に開催されるテストは、F1チームがグランプリの経験が2戦以下のドライバーを走らせることを目的とした若手ドライバーテストとして指定されている。
しかし、ルノーF1は、2021年に2年ぶりにF1復帰するフェルナンド・アロンソを走らせることを要求。ライバルチームは、アロンソの参加がルノーF1にとって2021年にむけてアドバンテージになるとして反対していたが、FIAは16年のF1レース経験があり、2回のF1ワールドチャンピオンであるアロンソのテスト参加を許可した。フェルナンド・アロンソは、ルールが許す限りのF1マシンでテスト走行を重ねており、フィルミングデーを利用してバルセロナで現行マシンを100km走らせるとともに、スペイン、バーレーン、アブダビで2018年マシンを使用した大規模な走行を実施している。FIAは、ルノーが先月、開発ドライバーの周冠宇、クリスチャン・ルンガー、オスカー・ピアストリのプライベートテストを実施したことを鑑みて、フェルナンド・アロンソのテスト参加を許可した。「FIAとF1が、ジュニアモータースポーツ全体の若いドライバーへのコミットメントと若い才能のキャリアを促進するためのフェルナンド自身の献身を認めて、テスト計画を受け入れてくれたことに感謝している」とルノーF1のチーム代表シリル・アビテブールは語った。「周は昨年、ルノー・スポール・アカデミーの仲間入りを果たし、その恩恵を経験してきた。彼は懸命に働き、シミュレーターとテストプログラムでの彼の仕事を通してチームのパフォーマンスに貢献してくれた。彼がこれまでの旅を補完するためにR.S.20を運転できることをうれいく思う」「フェルナンドにとって、これは彼の復帰の次のステップになるだろう。彼は2021年に向けて可能な限り準備ができていることを確認するためにたゆまぬ努力を重ねてきた。彼は、チームだけでなく、過去2年間に逃したファンやスポーツにも全面的に貢献したいと考えている」