ルノーのF1チーム代表を務めるシリル・アビテブールは、F1は“e-fuel”の導入を検討すべきだと語る。世界的に環境への配慮が強まっていくなかでF1は2014年に“環境に優しい”ハイブリッドエンジンを導入した。しかし、シリル・アビテブールはそれだけでは不十分だと感じていると語る。
「若い世代がクルマの運転に熱心であり続けるかどうかは我々の手にかかっている」とシリル・アビテブールはコメント。「それは我々が使用しているテクノロジーのせいでもある」シリル・アビテブールは、近年、完全な電気自動車であるフォーミュラEが一般的になってきていることを例に挙げ、F1は環境イメージを高めることを考えるべきだと主張する。「我々はe-fuel、もしくは化石燃料を由来としない燃料について話をしている」とシリル・アビテブールはコメント。「私いはe-fuelがゲームチェンジャー(形勢を一変させるもの)だと信じている。我々はそういったテクノロジーをF1で実証していかなければならない」e-fuelとは一般的に水素とCO2から合成した燃料を指し、アウディが積極的に開発を進めている。