ルノーF1チームは、ダニエル・リカルドが2019年からチームに加入することを発表。契約は2020年までの2年契約となる。ルノーの発表に先駆けて、レッドブルはダニエル・リカルドが今シーズン限りでチームを離脱することを発表していた。
ルノーは、2019年にダニエル・リカルドがニコ・ヒュルケンベルグとチームを組むことを発表。現在レッドブルからルノーにローン移籍となっているカルロス・サインツがシートを失うとともに、2019年ドライバーラインナップが確定した。ダニエル・リカルドは、2008年にレッドブル・ジュニアチームのメンバーとしてレッドブル・ファミリーに加入。ジュニアカテゴリーで数多くのタイトルを獲得したリカルドは、2011年のイギリスGPでHRTからF1デビューを果たした。翌年からスクーデリア・トロ・ロッソで2シーズンを過ごした後、2014年にレッドブル・レーシングに昇格。現在まで7勝、29回の表彰台、2回のポールポジション、904ポイントをチームにもたらした。ダニエル・リカルドは「おそらくこれまでのキャリで最も難しい決断のひとつだった」とコメント。「でも、僕にとって新鮮で新たなチャレンジに挑むときだと考えていた。最高レベルで戦うと目標を達成するためにはルノーにはこの先も多くのことがあることは認識しているけど、彼らがわずか2年で果たした進歩には感銘を受けているし、ルノーはF1にいるたびに最終的に勝ってきたことを僕はわかっている」「コース内外でこの旅路において彼らを手助けして、貢献できることを期待している」ルノー・スポールF1のマネージングディレクターを務めるシリル・アビテブールは「ダニエルとの契約はF1の最前線に向かって進歩を加速していくという我々の決意を強調している」とコメント。「それは過去2年半にわたって達成された仕事の真価を認めることでもある。ダニエルの疑いようのない才能とカリスマ性は、大きなボーナスであり、チームとしての声明でもある。我々は可能な限り最高のクルマを与えることで彼の我々への信頼に応えなければならない。我々は大きなプライドと謙虚さとともに2019年に我々の成長中のチームに彼を迎え入れる」ルノー・スポール・レーシングの会長を務めるジェローム・ストールは「ルノーはワールドチャンピオンを争うためにF1に復帰することを決めた」とコメント。ダニエル・リカルドとの契約はその目標を逃さないためのルノー・グループにとってユニークな機会となる。我々はダニエルのチーム加入を歓迎しており、これまで以上にモチベーションを高めている」