ルノーF1は、異なる燃料を使用するレッドブル・レーシングは、新スペックのパワーユニットの効果を最大限に生かし切れていないと語る。ルノーとカスタマーチームのマクラーレンはBP/カストロールの燃料と潤滑油を使用しているが、レッドブル・レーシングはエクソンモービルと契約を結んでいる。
エンジンを開発する際にはエクソンモービルを使用したレッドブル・レーシング専用のダイナモセッションも実施されるが、BP/カストロールでのセッションよりも実行時間は短くなる。BP/カストロールは、F1スペインGPでアップグレード版の燃料を投入しており、ルノーとマクラーレンはその恩恵を受けている。ルノーのエンジン・テクニカルディレクターを務めるレミ・タフィンは、新しい燃料によってコンマ1秒のゲインを得ていることを明らかにしている。ルノー・スポールF1のマネージングディレクターを務めるシリル・アビテブールは、レッドブル・レーシングはF1カナダGPで導入された最新エンジンでのパフォーマンスを十分に生かせていない可能性があると指摘する。「私はレッドブルには勝てるペースがあると密かに期待ていた。彼らはそれにとても近かったが、そのレベルにはいなかった」とシリル・アビテブールは Autosport にコメント。「我々にはもっと多くのポテンシャルがあるし、燃料からもっと多くのパフォーマンスを発揮できるはずだ。それは明らかだ」「我々はハードウエアやソウトウエアなど、我々がコントロールできる部分のパフォーマンスの同等性は保証することができる。だが、燃料のようなそれ以外の部分は保証できない」「彼らは戦略的かつ商業的な理由から独自のパートナーで行くことを選び、我々はそれを認識している。我々は彼らの製品のボモロゲーションをサポートしている。「エクソンにはキャッチアップする能力がなければならないが、彼らは少し遅れをとっている。インストロールも若干異なっている。それが理由で小さな相違点があるが、我々はそれを受け入れている」シリル・アビテブールは、F1カナダGPで導入した新スペックのパワーユニットは期待通りのパフォーマンス向上を示しており、6台のクルマに対して優れた信頼性を示していたと語る。「(マクラーレンのフェルナンド)アロンソがERSに不満を言っているのを見て、しばらく息が止まった。だが、それはルノーのパーツではない別の問題だったと理解している」とシリル・アビテブールはコメント。「Bスペックの導入はとても良く、興味深いものだった。非常に競争力のあるトップスピードをみせている。ホンダも少しのステップを果たしていた」「我々はルノーのエンジンが何を提供できるかを正確に把握しており、数カ月前ではないにしても、数週間前に告知したものを供給している」現在、レッドブル・レーシングは、過去にダブルタイトルを4連覇したルノーとの契約を更新するか、もしくは姉妹チームのトロロッソにF1パワーユニットを供給するホンダとワークス契約を結ぶかを検討している。
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