ルノーが、2018年のF1ドライバーとしてセバスチャン・ブエミの起用を検討していると報じられている。2011年末にトロ・ロッソのシートを失った後、セバスチャン・ブエミはトヨタからWECに参戦して2014年にチャンピオンを獲得。また、同時にフォーミュラEにルノー e.damsから参戦して2015-2016シーズンのチャンピオンに輝くなど、自身のキャリアを組み立て直してきた。
セバスチャン・ブエミは、その後レッドブルとの関係も維持しており、昨年ムジェロで改良版2015年F1マシンでピレリの2017年仕様の幅広いF1タイヤのテストを実施している。Auto Motor und Sport はセバスチャン・ブエミがF1グリッドに帰ってくる可能性があると報道。セバスチャン・ブエミは、先週ポール・リカールで行われたピレリのタイヤテストで再びレッドブルのF1カーを走らせたという。噂では、ルノーのアドバイザーを務めるアラン・プロストが、セバスチャン・ブエミをルノーのドライバーに起用するよう働きかけているとされている。「アランが僕をF1に戻したがっているかどうかはわからない。彼はフォーミュラEで僕を必要といてくれているけどね」とセバスチャン・ブエミは笑顔で語った。セバスチャン・ブエミ起用の噂は興味深いタイミングで浮上している。現在、ルノーのF1ドライバーを務めているジョリオン・パーマーはいまだポイントを獲得できておらず、放出が噂されている。そして、もう一人のドライバー候補に挙げられているのが、ロバート・クビサだ。今週、ロバート・クビサは同じポール・リカールで2012年のルノーのF1マシンをテストしている。ロバート・クビサは、F1ハンガリーGP後に開催されるインシーズンテストでルノーの2017年F1マシンを走らせるという噂が広まっている。「僕はまだ現在のF1マシンを走らせていない」とロバート・クビサは L'Equipe にコメント。「ルバーストーンで走る準備はできていない。現在のクルマで2日間のテストが必要になるだろう。それができれば、僕の可能性は1000%に加速する」だが、ルノーF1のマネージングディレクターを務めるシリル・アビテブールは「ロバートがブダペストで我々といるかどうかを言うのはまだ早すぎる」と語るにとどめている。
全文を読む