ルノーのマネージングディレクターを務めるシリル・アビテブールは、2018年までに最高のF1パワーユニットを備えることを目指していると語る。2015年にはパフォーマンスと信頼性不足によって、パートナーのレッドブルとの関係が崩壊寸前まで悪化したルノーだが、今年は大きな改善を見せ、レッドブルの2度のポールポジション、2勝、14回の表彰台に貢献した。
また、メルセデスを含めたライバルメーカーがいくつかトラブルに見舞われるなか、ルノーは完璧な信頼性を示した。「我々の最大の業績は、エンジン面での進歩だった」とシリル・アビテブールはコメント。「我々はパフォーマンスと信頼性に乏しい状況から、フィールドで最も信頼性のあるパフォーユニットまで抜け出した」「我々はまだ最大限のパワーを得ていないが、さらにパッケージを改善させ、2018年序盤には最高のエンジンにするためのいくつか重要なステップを計画している」2017年からはエンジン開発のためのトークンが廃止され、ルノーのチーム代表フレデリック・バスールは、2017年にむけて“100%新しい”パワーユニットに取り組んでいると述べている。