ルノーは、6月のF1カナダGPまでにパワーユニットを100%に近づけられると考えている。厳しいプレシーズンに直面したルノーは、開幕4戦で改善はみせているものの、パワーセンシティブなバーレーンや中国ではメルセデス勢に及ばなかった。レースではパワーユニットのフルパフォーマンスに近い状態で走れるようになってきてはいるが、メルセデスとの差はまだ大きい。
次の2戦スペインとモナコは、それほどパワーセンシティブな場所ではないが、責任者のレミ・タフィンは大きな問題から目を背けるつもりはないと述べた。「楽観的だと言うつもりはない。我々は今も現実的だ」とレミ・タフィンは述べた。「バルセロナやモナコはそれほどパワーセンシティブでないといえるが、非常にエネルギーセンシティブではある。レースでは常にパワーユニットを正しく機能させることが重要となる。少なくとも、中国とスペインの間に仕事を続ける時間は3週間ある。モントリオールまえには100%に非常に近いところまで持っていけるかもしれない」 「全体的な見通しは良い。だが、我々には信頼性が必要であり、そのエリアに取り組んでいることを忘れてはならない。我々が、新しいコンポーネントを最も多く投入していrエンジンメーカーなのは明らかだ。全てのレースを走り切るためには、信頼性に集中することが必要だ。必要なのはパフォーマンスだけではない。レースをフィニッシュしなくてはならない」今年中にルノーがメルセデスに追いつくことは可能なのか、それとも来冬のハードウェアの修正を待たなければならないのかと質問されたレミ・タフィン「それは非常に難しい質問だ」とコメント。「我々が1周で同量のエネルギーを得るには、最大パワーが出せるかどうかにかかっている。どのようにパワーを比較する? ドラッグレベルやその他も関係してくる。だが一つだけ言えるのは、ストレートと1周のタイムではメルセデスの方が我々より速いということだ。そこから推測すると、彼らの方が我々よりも良いエンジンなのだろう」 「それは正しいかもしれない。だが、そうは言っても、パワーユニットというのはV6とターボ、そして発電機だけではない。オイルや燃料についても議論ができる。燃料についてはトタルとの仕事が順調に仕事が進んでいる。まだこれから大いに伸びるだろう」
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