グループ・ロータスのダニー・バハールCEOは、チーム・ロータスと働くことを望んでいたが、交渉はトニー・フェルナンデスの“馬鹿げた”要求によって破綻したと述べた。グループ・ロータスは、ルノーF1チームを支援することを発表。それにより、2011年のF1グリッドには2つのロータス・チームが並ぶ可能性がある。チーム・ロータスの名称使用権については、法廷で争われる予定だが、両者ともに勝利を確信している。
ダニー・バハールは、モータースポーツを通してロータス・ブランドをプロモーションする狙いグループ・ロータスに加入したが、F1でトニー・フェルナンデスのチームにロータスの名前の使用権を与えるという契約には絡んでいなかった。今年始め、グループ・ロータスはロータス・レーシングからライセンスを取り消したため、トニー・フェルナンデスは、デビッド・ハントからチーム・ロータスの名称権を買収した。しかし、ダニー・バハールは、ロータスの市販車のプロモーションにチーム・ロータスではなく、ルノーF1を使うという決定は、トニー・フェルナンデスとの交渉が破綻したからだと述べた。「我々はトライしたが、返ってきた提案が非常に馬鹿げたものである場合、交渉を続けることに意味はない」とダニー・バハールはコメント。「(ルノーF1は)3分の1のコストだった」可能性として、ルノーは商業的な効果のためにシャシー名を変更せず、2011年はトニー・フェルナンデスのチームがチーム・ロータスと呼ばれることだ。ダニー・バハールは、2013年の新しいコンコルド協定で名称変更が一致されるまで、チームを表現するために解説者がルノーという名前を使うことは「残念ながら」回避不可能だとも考えている。「ロータスカーは我々のブランドであり、彼らのクルマがロータスと呼ばれることはグループ・ロータスの誰も望んでいない。我々は新たにF1プログラムを行おうとしている自動車会社だ」またダニー・バハールは、過去のジョン・プレイヤー・スペシャルのロータスマシンにインスパイアされた来年のブラック&ゴールドのカラーリング計画が、F1がタバコブランドで一杯だった時代を思い起こされるという主張を退けた。ダニー・バハールは、来年のルノーのカラーリングには「潜在的なタバコ広告によるネガティブな意味」はまったくないと主張した。