レッドブル・レーシングは、2018年F1マシン『RB14』で全チームに先駆けてシェイクダウンを実施した。レッドブルは19日(月)に新車『RB14』を発表。その後、フィルミングデーを利用してシルバーストン・サーキットでダニエル・リカルドがステアリングを握り、テジタルカモフラージュの特別カラーリングが施されたRB14のシェイクダウンを実施した。
ダニエル・リカルドは、RB14と同じカラーリングが施されたアストンマーティン DB11でシルバーストン入り。生憎のウェットコンディションとなったが、同じテジタルカモフラージュのデザインが施されたレーシングスーツを着用してシェイクダウンを行っている。今回レッドブルがRB14に施したカラーリングは公表であり、レッドブルの公式Twitterには『このままでシーズンに挑んで!』といったファンの声が多数寄せられている。今年からアストンマーティンをタイトルスポンサーに迎えて『アストンマーティン・レッドブル・レーシング』として2018年のF1世界選手権に参戦するレッドブルは、2018年の正式なマシンカラーリングを2月28日のバルセロナのプレシーズンテストで発表するとしている。例年、レッドブルはプレシーズンテストぎりぎりまでマシン開発を行い、新車の発表はテスト初日にサーキットで行ってきたが、昨年はシーズン開幕時に風洞との相関関係に問題が発生して出遅れることになり、2018年F1マシン『RB14』はこれまでよりも早くに完成させ、プレシーズンテストからパフォーマンス向上を目指していく。レッドブルは「我々には2018マシンがある! 部品を集め、長い仕事リストをこなしてきた数カ月間を終え、今日、我々は次の大きなステップを果たす・・・」とRB14の発表リリースでコメント。「我々はプレシーズンの撮影日を迎え、ダニエル・リカルドが新型Aston Martin-Red Bull Racing-TAG Heuer RB14をシルバーストンで走らせる」「RB14は現在スペシャルエディションのカラーリングを纏っている。当面、我々はレース仕様のペイント作業は秘密にしたままにしておき、来週カタロニア・サーキットでそれを公開する予定だ。だが、ペイントの下には見慣れないシェイプが居座っている」「新しいボディワークレギュレーションは、発表シーズンの新しいサイクルを常に支配している。しかし、2018年はHaloの導入、そして事実上、シャークフィン、モンキーシートをTウイングを排除する車体後方の新しい除外ゾーンによって大部分の年よりも変化の面積は大きくなっている。数年間、ぱっと見で古いクルマと新しいクルマを区別することは難しかった。今回はそれは問題にはならないだろう」「とは言えば、2018年のテクニカルレギュレーションは大きな変化はない。Haloを搭載することはチャレンジだった。Haloを乗せて、厳しいホモロゲーションテストに合格するためにシャシーを十分に強く構築するという点が大部分だが、残りのレギュレーションは比較的安定している。それが通常よりも早くに発表できた一番の理由だ」「この数年は発表を“積極的に遅らせる”ことがパターンだった。これは設計が凍結され、発表マシンが生産されるカットオフッポイントまでにクルマに有益な部分をもたらすための最大限の時間をデザイン部門に与えていた。クルマを完成させ、初めて始動させ、テスト開始のためにスペインに出荷するといいうことを全て同じ日に行うことも珍しいことではなかった」「それは目的を果たしている。だが、やらなくてもいいのであれば、やりたくはないことだ。今年はそうしなくてもよかった。カタロニア・サーキットで同じことをするために8日間の超貴重なテスト日の1日を使い切るのではなく、クルマがファクトリーからすぐ近くのトラックにあるときは、クルマを早期に仕上げて、問題に対処することの方が望ましい」「我々はシルバーストンでフィルミングデーを実施し、映像を早めにフィックスさせて来週に本格的なテストが開始する前に我々のチャンネルを通してファンに提供する予定だ。正式なグループテストと並行して、チームは毎年2回、100kmまでに走行を制限する厳しいガイドラインとその種の走行のためにピレリが開発した特定のタイヤコンパウンドの使用が義務付けられたプロモーションイベントを実施することができる」「基本的にダニエルはシルバーストンで目標は設定していないが、それは信じられないくらい価値あるエクササイズだ」関連:【動画】 レッドブル、2018年F1マシン『RB14』をシェイクダウン
全文を読む