レッドブルは、F1ブラジルGPの決勝レースで、セバスチャン・ベッテルが優勝、マーク・ウェバーが2位に入り、1-2フィニッシュで今シーズンのコンストラクターズチャンピオンを獲得した。ブラジルGPでもレッドブルの強さは圧倒的だった。序盤にニコ・ヒュルケンベルグを交わした二人は、3番手のフェルナンド・アロンソに大きな差をつけてレースを展開。圧倒的な強さをみせつけて1-2フィニッシュを果たした。
今回の結果により、首位との差はマーク・ウェバーが8ポイント、セバスチャン・ベッテルが15ポイントとなった。仮にウェバーがアブダビGPで優勝してもフェルナンド・アロンソが2位に入れば、アロンソのチャンピオンが確定する。最終戦でレッドブルがどのようなレースをするか注目だ。セバスチャン・ベッテル (1位)「僕たちは2010年コンストラクターズチャンピオンだ! こことミルトン・キーンズにいる全員の業績だ。僕たちはひとつのチームだし、彼らは今日達成したことをとても誇らしく思うだろう。今年これまでこのマシンをドライブするのは楽しかった。山あり谷ありで辛いときもあったし、正しいときもそうではないときもあったけど、僕たちはいつもマシンをさらに速くするためにギリギリまで頑張っている。ほんのわずかのエクストラにしかならなくても、常にアップデートを進めている。このチームでは全員が重要だ。彼らを誇りに思うし、今日は自分のことも誇りに思う。明快なレースができたし、問題もなく、レースをコントロールすることができた。次のレースまでの数日間は忙しいけど、ミルトン・キーンズとここブラジルでは、今夜祝杯を挙げることになるだろうね」マーク・ウェバー (2位)「今日はチームにとってセンセーショナルな一日だ。ミルトン・キーンズ、レッドブル、サプライヤー、リストは延々と続く。僕たちはコンストラクターズに勝ったし、韓国ではタフな週末だったけど、1-2フィニッシュでそれを成し遂げた。このために多くの人々が懸命に作業をしてきた。エイドリアン・ニューウェイ、クリスチャン・ホーナー、ピーター・プロドロモウ、ロブ・マーシャル、レースショップのみんな、レーススタッフ...名前を挙げたらキリがない。それぞれが自分のことだとわかっているはずだし、これは彼ら全員の手柄だ。僕たちは今年、車高システム、フレキシブルウィングなどあらゆることで攻撃された。最終的に僕たちが優勝し、偉業を成し遂げた。ドライバーズ・チャンピオンシップでは、今日はフェルナンドに数ポイント差を詰めたので、アブダビではまだ可能性がある。チームの哲学は、レースをすることだし、僕たちはそのために仕事をする。セブは今日、優勝に相応しかった。接戦だった。僕たちはふたりともアブダビでフェルナンドより前でフィニッシュする必要がある。どうなるか楽しみだよ」関連:・F1ブラジルGP:優勝はセバスチャン・ベッテル・2010年 F1ポイントランキング