レッドブルは、ミルトンキーンズを拠点とするレッドブル・レーシングの新たなチーム代表にローレン・メキースが就任することを正式に発表した。水曜日の朝、レッドブルはクリスチャン・ホーナーがチームを率いる役職を退くことを明らかにした。ホーナーはチームが2005年に設立されて以来、そのポジションを務めてきた。
しかし、今シーズンの前半戦で苦戦が続いたことを受け、レッドブルは経営陣の構造に変化を加える決断を下した。メキースは、過去18か月間にわたりレーシングブルズで同様のポジションを務めてきたが、今回レッドブルのチーム代表に昇格することになった。フランス出身のメキースは、2005年から2014年までレッドブルのF1組織内で役職を務めており、長年にわたり同チームと関係を築いてきた。その後FIAに移り、セーフティディレクターとして勤務したのち、2017年にはF1副レースディレクターに任命された。2021年には競技現場へ復帰し、フェラーリで副チーム代表に就任。イタリアチームでの在任期間は2年弱だったが、その後チームを離れた。彼の指揮のもとでレッドブルの姉妹チームは昨年のF1選手権を8位で終え、今シーズンのスタートも好調だった。今季ここまでの12戦で36ポイントを獲得し、チームはコンストラクターズランキングで7位につけている。ローラン・メキースは次のように語っている。「この1年半、ピーターとともにチームを率いることができたのは本当に光栄だった。レーシングブルズという新しいチームの誕生に携わり、才能あふれるスタッフとともに働けたことは素晴らしい経験だった。チーム全体のスピリットは素晴らしく、これは始まりにすぎないと信じている。アランはチームを知り尽くしており、初期の成功を支えた柱のひとつだ。今後チームを導くのに最適な人物だと確信している」レーシングブルズのチーム代表にはアラン・パーメインが就任した。パーメインは就任に際し、「チーム代表という役割を任されたことを大変光栄に思っている。オリバー(ミンツラフ)とヘルムート(マルコ)の信頼に感謝したい。ピーターと協力し、彼とローランが築いてきたチームの成長をさらに進めていくのが楽しみだ。これは私にとって新たな挑戦だが、チームの皆の支えがあると信じている」と述べた。