レッドブルF1のアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、セルジオ・ペレスに1年以上の新たなF1契約を与えることに躊躇している。2024年末で契約が切れるペレスのレッドブル・レーシングでの将来はホットな話題だ。今季はマックス・フェルスタッペンに次ぐ2位を3回獲得しており、5年目を確保するには十分な結果を残しているように見える。
しかし、ここ数カ月でレッドブルのセカンドシートを狙うドライバーの数は増えている。カルロス・サインツJr.や フェルナンド・アロンソがその候補に挙がっており、レッドブルにはジュニアチームに角田裕毅がいる。アレックス・アルボンはウィリアムズと2025年まで契約を結んでいるため、来年のシートは今のところ検討されていない。ダニエル・リカルドも2024年のRBでの成績が芳しくないため、候補から外されている。マルコはまた、セバスチャン・ベッテルがセンセーショナルな復帰を果たす可能性も否定している。ベッテルは、ルイス・ハミルトンの後任になる可能性について質問された後、状況が整えばF1に復帰したいという意向を示していた。「ベッテルがレッドブルに？いや、その選択肢はない」とマルコはオーストリアのOE24に語った。ペレスがチーム在籍中に好スタートを切ってから調子を落とすのが一般的な傾向だったことを考えると、レッドブルはヨーロッパラウンドでペレスがどのような成績を収めるかに注目しているだろう。いずれにせよ、マルコはペレスと複数年契約を結ぶことに消極的だ。「すべてがオプションだ」とマルコは付け加えた。 「我々のチームは現在非常にうまく機能している」「もし彼（ペレス）が２年間の確実な契約を結んでいれば、仕事を怠ってしまうリスクがある」