レッドブル・レーシングのF1クルーは、空いた時間にスピードウェイ世界チャンピオンのレッドブル・アスリート、ジェイソン・クランプの手助けをしている。マーク・ウェバーの友人で同じオーストラリア出身のクランプは、昨シーズン3度目の世界タイトルを獲得。しかしそれは、右腕の皮膚移植などの多くの治療を要した、シーズン末の怖ろしいクラッシュを乗り越えてのタイトル獲得だった。
同じく、昨シーズンは怪我を乗り越えてのF1出場となったマークは、ジェイソンを助けるために、自分の怪我の回復を助けてくれたレッドブル・トリートメントセンターに彼を紹介した。ジェイソンがバイクから伝わる振動に苦しんでいることを知ると、マークは再び彼に助けの手を差し伸べ、ファクトリーのレイ・ビースリー、フィル・ターナー、サム・オキーフを紹介した。スピードウェイのファンである3人は、ジェイソンのバイクの改造の手助けをした。ジェイソンはこのように語っている。「マークも、ファクトリーのみんなも本当に親切にしてくれている。スピードウェイのライダーにはF1のような予算はないので、レッドブル・レーシングが助けてくれるのは本当にありがたい。レッドブルのみんなにも感謝する」ミルトンキーンズでこの活動を監督しているのは、レッドブル・レーシングの信頼性技術を担当するエンジニアのウェイン・グリーディー。彼もオーストラリア人だ。ウェインはこのように語る。「ジェイソンが苦労しながらシーズンを終え、タイトル獲得を果たしたのを見ていたので、まだ怪我が完全に回復していない彼の不快感を軽減する手助けができることを嬉しく思った」