レッドブルは、F1で独自のエンジンでレースするという大きな挑戦まであとわずか2年と考えると「緊張する」とともに「興奮する」と述べた。ミルトン・キーンズを本拠地とするレッドブルは、2022年と2023年にドライバーズ選手権とコンストラクターズ選手権のダブルタイトルを獲得するなど、現行ルールの時代において圧倒的な強さを誇っている。
しかし、レッドブルは独自のパワーユニットの設計と製造に取り組んでおり、次の規制に向けて全く新しいことに着手している。 レッドブルは新しいレッドブル・パワートレインズ部門を立ち上げるために多額の投資を行っており、競争力を高めるために必要な人材を確保するために大規模な採用活動を行っている。レッドブルのF1チーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、自身のチームが史上初めて挑む挑戦のスケールの大きさをよく理解しているが、それを恐れているわけではないと語る。しかし、特にチームが現在ホンダとともに前例のない成功を収めている中で、これから何が待ち受けているのかについて不安はあるかと質問されたホーナーは「ああ、でもそれが人生だろう?永遠に続くものなんてない。進化し続けるしかないんだ」と答えた。レッドブルはホンダのF1撤退の意向を受け、自社エンジン生産の道を選択した。だが、ホンダは現在、その方針を覆し、2026年からはアストンマーティンのワークスパートナーとして正式にF1に復帰する。「現時点では、今シーズンが終わってしまうことは望んでいない」とホーナーは語る。「しかし、2026年、それは我々にとって次の章であり、我々が抱えているわずかな変動要素をコントロールすることになる」「2026年に向けての挑戦のスケールの大きさを、おそらく人々は理解していないと思う。しかし、チームが取り組んでいる方法は、我々がシャシーに対して行っている方法とまったく同じだ」「2年という長い道のりのように思えるが、レッドブルが設計・製造したエンジンをマシンの後ろに積んでピットレーンを走るまで、あと100週間しかない。だから、緊張と興奮が同時に押し寄せてくる」「しかし、我々は良い軌道に乗っている。私たちには素晴らしい人材が参加しており、素晴らしい文化がある。我々はそれを楽しみにしているし、私もそれを楽しみにしている」
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