レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコは、ハンガリーGPのFP1でクラッシュしたセルジオ・ペレスにもうスペアパーツがないことを認めた。ペレスは、週末のオープニングセッション開始からわずか4分後にターン5でタイヤを芝生に落とし、スピンを喫してバリアに突っ込んだ。
レッドブル・レーシングはハンガロリンクでペレスとランキング首位のマックス・フェルスタッペンのためにサイドポッドが最大の変更点である新しいアップグレードパッケージを導入している。しかし、ペレスのクラッシュでは左側のサイドポッド、フロントウイング、サスペンション、フロアのすべてがダメージを受けた。レッドブル・レーシングのメカニックはFP2の前にペレスのRB19を修復することができたが、唯一のソフトタイヤ走行でのロックアップによりペレスはタイムシートで18番手に沈んだ。しかし、より大きな懸念は、最終プラクティス、予選、そしてレースがまだ残っている週末に、ペレスが割り当てられたスペアのアップグレードパーツを使い切ってしまったことだろう。ペレスのクラッシュについてマルコは「雨のせいで滑りやすくなっていた。それによって彼は飛び出した」とMotorsport Magazinに語った。スペアの状況についてマルコは「2台とも十分なスペアがあった」と付け加えた。ペレスがスペアパーツを持たずにレースに臨んでいることを意味するのかと尋ねられたマルコは「彼の分はもうない」と認めた。つまり、フェルスタッペン分にはスペアパーツが1セット残っているということだ。
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