レッドブル・レーシングのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、2023年シーズンの残りでニック・デ・フリースの後任としてリアム・ローソンをアルファタウリで起用するのは「不公平」だと主張した。F2から日本のスーパーフォーミュラに移籍して以来、ニュージーランド出身のローソンは6戦中3勝を挙げ、残り3戦でランキングトップに1ポイント差まで迫っている。
その好調さにもかかわらず、34歳のダニエル・リカルドがデ・ブリースに代わって今季のF1を戦うことになり、レッドブルのジュニアプログラムの将来に疑問を投げかけている。ホーナーは、ローソンの落選について「リアムは日本で素晴らしい仕事をしている」とF1 Nationのポッドキャストで語った。「我々は、彼をあのようなクルマに直接乗せるような状況に放り込むのはおそらく不公平だと感じた」だから、テストがうまくいけば、ダニエルがあのコックピットに乗り込むのは論理的に理にかなっていると思う」「テストの7周目には、彼はすでにそのことを確認していた」リカルドは、昨季限りでマクラーレンから解雇され、今季は先週のピレリタイヤテストでしかサーキットで走行していないなかでF1復帰を果たす。ホーナーはレースでのフィットネスに関する懸念を払拭し、「彼の体調はかなり良好で、シルバーストンをほぼ100周走らせた」と語った。「火の洗礼だった。だが、彼はヘッドレストのパッドは要求していなかった」「彼はかなりいい状態をキープしている。彼はもともと運動能力が高いし、トレーニングも標準レベルに保ってきた」「ハンガリーでのレースは彼にとってタフな戦いになるだろう。おそらくカレンダーの中でも最もハードなレースのひとつだが、私は彼が十分に良い状態にあると確信している」
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