レッドブルF1は、元ルノーのシリル・アビテブールをレッドブル・パワートレインズの責任者に抜擢するとの噂が浮上している。シリル・アビテブールは、ルノーF1のワークス復帰からチーム代表を務めていたが、コンストラクターズチャンピオンシップで3位を争うことができず、2020年末でルノーは彼を解任した。
また、シリル・アビテブールは、レッドブルF1のチーム代表であるクリスチャン・ホーナーと控えめにいっても冷淡な関係だった。レッドブルF1は、ルノーが提供するF1エンジンに不満を持っており、両者はメディアを介してしばしばお互いを非難した。しかし、噂を信じるのであれば、二人の確執は解消しており、イタリアの報道によると、レッドブルF1は、シリル・アブテブールを新設したエンジン部門であるレッドブル・パワートレインズの責任者に起用するとされている。そのような話は、シリル・アビテブールが、2021年の最終戦F1アブダビGPでレッドブルF1のガレージで目撃された後に起こった。「レッドブルにいたことを告白しなければならない」とシリル・アビテブールはGPFansに語った。「発見されてしまったし、認めることができる。問題はない。私は正しい場所を選んだ!」「私はレッドブルと多くの仕事をしてきた。人々は我々の不和を覚えているが、私はこの完全に結果志向の組織に多くの敬意を払っていた」「とにかくそれを言いたい。どんな犠牲を払っても勝ちたいという意欲は、時にルノーに欠けていたものだった」「ヘルムート・マルコ、マックス、ホンダによる戦略的選択、そして、クリスチャンのリーダーシップの下でのミルトンキーンズのチームによるそれらの実装を見れば、最終的にそれが報われたことを嬉しく思う」「そして、アブダビでの最後の数分間は必然だった言うことができる」イタリア版のMotorsport.comが報じたところによると、シリル・アビテブールは、レッドブルF1との一緒にレース週末に参加し、レッドブルが自社のF1パワーユニットを使用する初年度にエンジン部門の責任者になる交渉していたという。ルノーF1をを去って以来、シリル・アビテブールは、ルノーのF1エンジンを組み立てる会社であるメカクロームのコンサルタントとして働いている。
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